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農林水産省

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脂肪のとりすぎに注意

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脂肪のとりすぎは、生活習慣病などの健康リスクを高めることが示されています。近年、日本人が脂質をとりすぎていることを示すデータが得られていますので、食生活において注意する必要があります。

脂肪のとりすぎ

「日本人の食事摂取基準(2010年版)」は、総脂質からの摂取エネルギーが総摂取エネルギーに占める割合(これを「脂肪エネルギー比率」と言います。)の目標量を18~29歳までの男性・女性では20%以上30%未満、30歳以上までの男性・女性では20%以上25%未満としています。

これに対して、平成19年国民健康・栄養調査結果の概要(厚生労働省)によれば、脂肪エネルギー比率が30%を超えている者が、20歳以上の男性では20.6%、20歳以上の女性では28.1%という結果が示されており、近年の年次推移でみると、男女ともに25%未満の者の比率が漸減し、30%以上の者の比率が漸増していたと報告されています。(さらに詳しくは平成19年国民健康・栄養調査結果の概要について(厚生労働省)をご覧下さい。)

図:脂肪エネルギー比率の分布(20歳以上)
H19energy-1 

出典:平成19年国民健康・栄養調査結果の概要(厚生労働省) 

飽和脂肪酸のとりすぎ

「日本人の食事摂取基準(2010年版)」は、飽和脂肪酸からの摂取エネルギーが総摂取エネルギーに占める割合の目標量を18歳以上の男女において4.5%以上7.0%未満としています。

これに対して、農林水産省が試験的に行った飽和脂肪酸の摂取量の推定では、通常の食生活における20歳以上の日本人の平均的な飽和脂肪酸の脂肪エネルギー比率は8.2%となり、脂質のとりすぎだけではなく飽和脂肪酸の摂取量についてもとりすぎの傾向にある可能性が示されています。したがって、飽和脂肪酸のとりすぎについて注意する必要があります。(さらに詳しくは、「農林水産省の取組」及び「トランス脂肪酸の低減」をご覧下さい。)

脂肪の摂取は控えめに

「食生活指針」では、10項目あるうちの6番目に「食塩や脂肪は控えめに。」とのポイントが示されています。この指針を実践するために、「脂肪のとりすぎをやめ、動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよくとりましょう」「栄養成分表示を見て、食品や外食を選ぶ習慣を身につけましょう」との具体的に取り組むべき内容が示されています。
脂肪は、「量」に注意するだけではなく、その種類によって健康に及ぼす影響が異なりますので、「質」にも注意を払う必要があります。動物、植物、魚には、それぞれ異なる種類の脂肪酸が含まれています。それらの食品を、日常の食事の中でバランス良く食べるようにすることが大切です。
なお、脂質は、食品や料理の中に含まれていますので、食品や料理をみただけでは、どのくらい含まれているのかを把握するのは簡単ではありません。その際には、栄養成分表示や日本食品標準成分表などを参考にすることもできます。