農林水産省が行っている植物の輸入検疫とは
更新日:平成31年3月1日
担当:消費・安全局植物防疫課
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日本の農業と緑を守っています!
病害虫が日本に侵入すると、農業生産の収量が減少してしまい、農産物の安定供給ができなくなったり、森林破壊がおきたりします。これを防ぐことはとても重要なことです。もしも病害虫が侵入してしまうと、それを日本国内からなくすために莫大な費用や労力が必要となります。
例えば、過去に日本国内から農作物に重大な被害を与えるウリミバエとミカンコミバエをなくすために、20余年の歳月と254億円もの多額の費用がかかりました。
そこで、農林水産省の植物防疫官は、国内に病害虫が侵入しないよう、日夜、日本の港や空港で目を光らせています。
病害虫の侵入を防いでいる植物防疫官の仕事については、こちらを見てください!(植物防疫所のホームページへ)
輸入検査には、役割分担があります!
農林水産省植物防疫所では、日本の農業と緑を守るために、輸入される植物の輸入検疫を行っています。
厚生労働省検疫所では、食品の安全性を確保するために、食品検査を行っています。
種類 | 検査の対象 | 規制の対象 | 検査の内容 | 担当 |
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植物防疫法に基づく検査 | 植物 | 植物に有害な病害虫(ミバエ類、たばこべと病など) | 植物に害虫や病気が付着していないか調べます。 | 農林水産省植物防疫所 |
食品衛生法に基づく検査 | 食品等 | 人体に有害なもの(細菌、重金属、残留農薬、カビなど) | 食品衛生法に定められた基準(残留農薬など)に適合しているか調べます。 | 厚生労働省検疫所 |
お問合せ先
消費・安全局植物防疫課
担当者:輸入検疫班
代表:03-3502-8111(内線4570)
ダイヤルイン:03-6744-7167
FAX:03-3502-3386