米国の水銀に関する魚介類摂食の勧告の概要
対象者
- 妊婦
- 妊娠するかもしれない女性(women who might become pregnant)
- 授乳している母親
- 小児(young children)
内容
- サメ、メカジキ、キングマッケレル(king mackerel)注1、タイルフィッシュ(tilefish)注2を食べないこと
注1:サバ科の大型魚で、サワラに似ている。
注2:米国沿岸で捕れる深海性の大型魚のこと。姿はアマダイに似ているが別の魚。 - 水銀が少ない多様な種類の魚介類を1週間に12オンス(平均2食)まで食べること
・水銀の少ない最もよく食されている5種類の魚介類は、エビ、缶詰のライトツナ、サケ、タラ(pollock)、ナマズである
・この他でよく食されている魚、ビンナガマグロは、缶詰のライトツナよりも多くの水銀を含んでいる。このため、魚介類の2食を選ぶ際には、1週間に6オンス(平均1食)までのビンナガマグロを食することができる - 地元の湖や川、沿岸部で家族や友人により採捕された魚の安全性に関する地元の勧告を確認すること。勧告がない場合には、地元の水域で捕れた魚は、1週間に6オンス(平均1食)で、その週は、他の魚を食べないこと
- 子供に魚介類を食べさせる場合には、少なめにすること
魚介類を食べることの利益
本文中に以下の内容が記述されています。
「魚介類は健康的な食事の重要な一部をなすものである。魚介類は、高質なタンパク質及びその他の必須栄養素を含んでおり、飽和脂肪酸が少なく、オメガ3脂肪酸を含んでいる。色々な種類の魚介類を含んだバランスの良い食事は、心臓の健康、子供の良好な成長及び発育に貢献する。特に、女性や小児は、多くの栄養上の利益から食事には魚介類を含めるべきである。」
クルマエビ【写真提供:福井県水産試験場】
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