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農林水産省

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薬剤耐性リスク管理検討会

1.背景


  近年、特定の細菌による感染症に対して効果が期待される抗菌剤が効かないことが世界的に問題となっています。2016年9月の国連総会のハイレベル会合でもこの問題が取り上げられ、政治宣言が採択されるなど、これは重要な政治課題の一つです。

  英語ではこの問題のことをAMR (Antimicrobial Resistance, 抗菌剤耐性)といいますが、日本政府では薬剤耐性と訳しています。抗菌剤は人や動物の細菌による感染症の治療に欠くことのできないものであり、畜産業では飼料の栄養成分の有効利用を促す目的でも使われています。また、農業では植物病対策にも「殺菌剤」として使用されています。

  抗菌剤の使い方によっては、耐性菌が増加し、人や動物の健康に影響を及ぼす可能性があるため、そのようなことがないよう分野横断的な対応が必要です。

  この問題に対し、世界保健機関(WHO)は2015年5月の世界保健総会で、薬剤耐性(AMR)に関するグローバル・アクションプランを採択し、国連食糧農業機関(FAO)と国際獣疫事務局(OIE)もそれぞれの総会においてグローバル・アクションプランへの支持を表明しました。

  わが国においても「国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議」のもとに「薬剤耐性に関する検討調整会議」が設置され、関係省庁による議論及び調整の結果、「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン2016-2020」(以下、「アクションプラン」という。)が決定されました。以来、アクションプランに則して関係省庁がそれぞれ対策を講じてきています。農林水産省でも、関係分野の専門家の意見を聞きつつ、この問題に対する対策を講じています。

2.薬剤耐性リスク管理検討会

(1)設置について
  アクションプランの実施期間は2016年から2020年ですが、近年の国内外の情勢や現行の対策の有効性を確認し、新たな課題に対応した措置を、これまでの措置に加えて策定します。策定にあたり、畜水産安全管理課長が助言を求めることができるよう、関係分野の有識者で構成される「薬剤耐性リスク管理検討会」(以下、「検討会」という。)を2019年4月から2年間の予定で設置しました。

(2)検討事項
  検討会においては、畜水産安全管理課長の求めに応じ、以下に大別される様々な個別の課題について、議論を進め、実効性のあるリスク管理措置を検討します。

1.食用動物に対する抗菌剤使用に係る事項
2.愛がん動物に対する抗菌剤使用に係る事項
3.アクションプランに係る事項

  なお、必要に応じて、検討会の下に個別の課題を議論する専門家の作業部会を設けることもあります。

(3)検討会委員
  検討会は以下の6名の委員で構成されます。各委員は関係分野の専門家として個人の資格で参加しています。

(五十音順、敬称略) 
・大井宗孝(有限会社豊浦獣医科クリニック代表取締役) 
・鬼武一夫(日本生活協同組合連合会品質保証本部総合保証担当) 
・河合一洋(麻布大学獣医学部教授) 
・鈴木里和(国立感染症研究所薬剤耐性研究センター第一室長) 
・田村豊(酪農学園大学動物薬教育研究センター教授) 
・橋本信一郎(株式会社ウェルファムフーズ霧島産業動物診療所所長)


(4)議論の公開について
  検討会は非公開ですが、議論の結果、結論が出たものから本ホームページで公表します。また、各会合における議論の概要をお知らせいたします。

3.開催実績

第1回薬剤耐性リスク管理検討会平成31年4月17日開催  議事概要(PDF : 161KB)

お問合せ先

消費・安全局畜水産安全管理課

担当者:薬剤耐性対策班
代表:03-3502-8111(内線4532)
ダイヤルイン:03-3502-8097
FAX番号:03-3502-8275

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