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農林水産省

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花き卸売市場調査の概要

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調査の目的

花き卸売市場調査は、全国の主要な花き卸売市場における花きの卸売数量及び卸売価額を把握し、花き栽培農家の安定的経営、市場価格の安定、流通改善対策等に資することを目的とする。

調査の沿革

平成3年以降毎月、花き卸売市場調査については全国の花き卸売市場の卸売会社を対象に平成20年まで、花き価格調査については10大都市の卸売会社及び小売店を対象に平成8年まで実施した。

調査品目については、当初、切り花類20品目、鉢もの類15品目、花壇用苗もの類として調査していたが、平成14年に花壇用苗もの類についてパンジーなどの5品目に細分、平成19年には鉢もの類を15品目から9品目に見直している。

調査の根拠法令

調査は、統計報告調整法(昭和27年法律第148号)第4条第1項に基づく承認統計調査として実施した。

調査の対象

卸売市場における花き卸売会社

抽出方法

各都道府県において、切り花類、鉢もの類(花壇用苗もの類含む。)のそれぞれについて、取扱金額のおおむね80%までを占める上位の卸売市場及びすべての中央卸売市場における花き卸売会社を調査対象とした。

調査事項

1.調査品目

(1)切り花類20品目18小品目

きく(輪ぎく、輪ぎく(輸入)、スプレイぎく、スプレイぎく(輸入)、小ぎく、小ぎく(輸入))、カーネーション (カーネーシヨン(輸入))、ばら(ばら(輸入))、ゆり(ゆり(輸入)、鉄砲ゆり)、ストック、スターチス、トルコギキョウ、フリージア、グラジオラス、洋ラン類(シンビジウム、シンヒ゛シ゛ウム(輸入)、デンファレ、デンファレ(輸入)、オンシジウ ム、オンシシ゛ウム(輸入))、宿根かすみそう、アルストロメリア、ガーベラ、スイートピー、チューリップ、りんどう、デルフィニウム、その他の切り花類、切り葉(切り葉(輸入))、切り枝(切り枝(輸入))

(2) 鉢もの類9品目10小品目

シクラメン、プリムラ類、ベゴニア類、カーネーション、サボテン・多肉植物、洋ラン類(シンビジウム、デンドロビウム、デンファレ、ファレノプシス)、観葉植物(ポトス、ドラセナ類、ベンジャミン)、花木類(ハイドランジア、ハイビスカス、ポインセチア)、その他の鉢もの類

(3) 花壇用苗もの類5品目

パンジー、サルビア、マリーゴールド、ペチュニア、その他の花壇用苗もの類

なお、加工品(ドライフラワー等)及び食用花き(エディブルフラワー)は含めない。

2.調査項目

卸売数量、卸売価額

調査の時期

調査対象期間は毎年1月1日から12月31日までとし、月別(当該月の翌月)に調査を行う。

調査の方法

花き卸売市場調査は、農林水産省統計部→地方農政局(地方農政事務所)→統計・情報センター→調査対象の流れにより行う。具体的には次のいずれかの方法による。

1.調査対象卸売会社に対する面接調査及び調査対象卸売会社の関係諸帳簿の閲覧による方法

2.調査対象卸売会社の作成した電磁的記録媒体を収集する方法
ただし、協力の得られる卸売会社については、電磁的記録媒体を郵送により送付・回収する。

3.調査票を郵送により送付・回収する自計調査の方法

4.調査対象卸売会社からのオンライン収集の方法

集計・推計方法

1.月別結果

(1)調査対象市場計、中央卸売市場計、各都道府県及び中央卸売市場毎の卸売数量、卸売価額調査対象卸売会社の積み上げにより算出している。

(2)卸売価格
卸売価額を卸売数量で除して算出している。

2.年計結果

(1)都道府県計
月別調査の結果を積み上げて算出した年間合計値に基づき、以下の推定方式により算出している。

年間の卸売数量(価額)=調査対象の年間の品目別卸売数量(価額)合計×推定係数

都道府県計の推定係数式

注:推定係数は5年毎に作成する「花き卸売市場一覧表」を基に都道府県別品目別に作成

(2)中央卸売市場計

中央卸売市場ごとの月別結果を積み上げて算出している。

(3)全国計

都道府県計を積み上げて算出している。

(4)卸売価格

卸売価額を卸売数量で除して算出している。 

用語の解説

1.花き卸売市場

消費地において、花き卸売業者が生産者若しくは生産者の団体等から販売の委託を受け、又は買い付けを行い、仲卸業者又は売買参加者(小売店等)に対しせり、入札又は相対の方法で建値を行って卸売行為を行うために開設されている市場をいう。

(1)中央卸売市場

卸売市場法(昭和46年法律第35号)に基づき、地方公共団体が農林水産大臣の認可を受けて開設している卸売市場をいう。

平成20年5月現在、花きを取扱品目として開設されている中央卸売市場は次の19市場となっている。

青森市、八戸市、仙台市、秋田市、福島市、いわき市、東京都、横浜市、川崎市、新潟市、富山市、福井市、神戸市、岡山市、広島市、高松市、松山市、宮崎市、沖縄県

(2)主要卸売市場

各都道府県において、切り花類、鉢もの類(花壇用苗もの類を含む。)に関して、それぞれ取扱金額のおおむね80%までを占める上位の卸売市場及びすべての中央卸売市場をいう。

 

2.卸売会社

生産者、生産者の団体又は集出荷業者等から花きの販売の委託を受け又は買い受けて、花きの卸売業務を行う法人又は個人をいう。

 

3.卸売数量

花き卸売市場でせり、入札又は相対の方法によって売りさばかれた数量(転送量を除く。)であり、切り花類、花壇用苗もの類は本、鉢もの類は鉢を単位とした。

 

4.卸売価額

花き卸売市場における取扱金額であり、消費税を含む。

 

5.卸売価格

卸売価額を卸売数量で除して算出した1本(鉢)当たりの平均価格である。 

調査票

利用上の注意

統計表中に使用した記号は次のとおりである。

「0」:単位に満たないもの(例:0.4千本→0千本)

「-」:事実のないもの

「…」:事実不詳又は調査を欠くもの

利活用事例

1.花き需給調整協議会において、花きの流通実態及び価格水準の動向を把握し、需給の計画化と適正な価格形成を推進するための資料

2.卸売市場法に基づく卸売市場整備基本方針、中央卸売市場整備計画の策定において、目標年度における花きの取扱数量、売場施設の必要規模の算定

Q&A

1.「花き卸売市場調査」とは

Q. 「花き卸売市場調査」はどのような調査なのですか?

A. 全国の主要な花き卸売市場における花きの卸売数量及び卸売価額を把握し、花き栽培農家の安定的経営、市場価格の安定、流通改善対策等に資することを目的としています。

Q. 「花き卸売市場調査」の結果からどのようなことがわかりますか?

A. 花きの卸売市場における花きの品目別・月別の卸売数量や卸売価格がわかります。

Q. 「花き卸売市場調査」はどのように利用されていましたか?

A. 花き裁培農家の安定的経営、市場価格の安定、流通改善対策等花き関連施策の基礎資料を作成するために利用されていました。

2.その他

Q. 最新の調査の結果はいつ頃公表されるのですか?

A. 平成20年の調査を、平成22年3月に公表しました。
なお、本調査は、平成20年の調査をもって終了しました。

お問合せ先

大臣官房統計部生産流通消費統計課消費統計室
担当者:流通動向第1班
代表:03-3502-8111(内線3713)
ダイヤルイン:03-6744-2047

 

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