ホーム > 組織・政策 > 統計情報 > 分野別分類/農家の所得や生産コスト、農業産出額など > 農業物価統計調査 > 農業物価統計調査の概要
農業物価統計調査は、農業における投入・産出の物価変動を測定するため、農業経営に直接関係のある物価を把握し、その結果を総合して農業物価指数等を作成することを目的としている。
調査は、統計法(平成19年法律第53号)第19条第1項に基づく一般統計調査である。

1.農産物生産者価格調査
農産物出荷団体等(農業協同組合、出荷組合、集出荷業者又はその団体、青果物・食肉卸売市場等)
2.農業生産資材価格調査
農業生産資材を販売する小売店等
1.農産物生産者価格調査
(1)調査品目
調査品目は、農業経営統計調査経営形態別経営統計結果(全国販売農家1戸当たり平均)により、農家が販売する農産物総販売金額に対し、おおむね95%をカバーするまでの品目及び価格政策上重要な品目、129品目とした。
(2)調査銘柄
調査銘柄は、全国的な取引量を基に品目における代表性、調査の継続性等を考慮して指定した。
(3)調査単位
調査単位は、各調査品目の全国を通じた通常の取引単位等を考慮して定めた。
(4)調査価格
調査価格は、農家が販売した農産物の販売価格(消費税を含む。)からその出荷・販売に要した経費(消費税を含む。)を控除した価格である。
2.農業生産資材価格調査
(1)調査品目
調査品目は、農業経営統計調査経営形態別経営統計結果(全国販売農家1戸当たり平均)により、農業生産資材の総現金支出金額に対しおおむね1万分の1以上の現金支出金額をもつ品目及び価格政策上重要な品目、172品目とした。
なお、ガソリン、灯油、パソコン、ホース及び塗料の5品目については、消費者物価指数(総務省)の公表値を利用して指数を作成した。
(2)調査銘柄及び調査単位
調査銘柄及び調査単位は、農産物生産者価格調査に準じて定めた。
(3)調査価格
調査価格は、農家が購入する農業生産資材を販売する小売店等で実際に販売される平常の価格(消費税を含む。)である。したがって、大量購入による値引き価格は調査対象としていない。
1.農産物生産者価格調査
(1)調査月
調査月は、原則として当該調査品目の出回り月とし、青果物出荷統計、畜産統計等を用い、出荷量の多い月から順次加算したとき、その累積出荷量が全国総出荷量の80%を超えるまでの月とした。
(2)調査日
ア農産物(野菜を除く。)の調査日は、毎月15日現在とした。また、野菜の調査日は、毎月5日及び15日とした。ただし、各調査日において調査不可能な場合等には、各調査日になるべく接近した日を調査日とした。
イ特別な事情により、特定の品目の価格の騰落が著しく変動もしくは変動が想定され、アで定めた調査日の価格が当該月の価格を代表するとみなせない場合にあっては、当該品目の調査日を5日、15日とした。
2.農業生産資材価格調査
(1)調査月
調査月は、季節品目(出回り月が限られている調査品目)を除き、毎年1月から12月までとし、季節品目については、基準時(平成17年)の当該品目の出回り期間を考慮し定めた。
(2)調査日
調査日は毎月15日現在とした。
委託事業者による調査員調査の方法により行った。
また、調査対象が特に希望する場合には郵送、ファクシミリ装置(FAX)又はオンラインによる自計調査(被調査者が自ら回答を調査票に記入する方法)の方法により行った。
1.平均価格の算出方法
(1)農産物生産者価格調査
農産物の調査品目別平均価格は、月別及び年別にそれぞれ次の方法により算出した。
ア.月平均価格
調査品目別に定めた調査都道府県別の月平均価格に青果物出荷統計、畜産統計等による該当月の都道府県別出荷量をウエイトとした加重平均により算出した。
イ.年平均価格
年平均価格は、月平均価格に全国の月別出荷量をウエイトとした加重平均により算出した。
(2)農業生産資材価格調査
全国月平均価格は、調査都道府県別月平均価格の単純平均により算出した。また、全国年平均価格は、この全国月平均価格を単純平均して算出した。
2.指数の作成方法
(1)農業物価指数
ア.指数の編成
指数の編成は、次のとおりである。

イ.類区分
類区分は、農産物価格指数11大分類、農業生産資材価格指数12大分類とした。
ウ.指数採用品目
指数に採用する品目は、農産物120品目、農業生産資材136品目とした。
エ.ウエイト
価格指数の算定に用いるウエイトは、次のとおりである。
(ア)年平均価格指数の算定に用いるウエイト
年平均価格指数の算定に用いるウエイトは、農業経営統計調査経営形態別経営統計結果による全国販売農家1戸当たり平均を用いて、農産物については農産物販売金額から作成し、農業生産資材については、現金支出から作成した。
(イ)月別価格指数の算定に用いるウエイト
農産物の月別価格指数の算定に用いる類別ウエイトは、年平均価格指数の算定に用いるウエイトを年間を通じ固定して使用した。品目別ウエイトは、年平均価格指数の算定に用いる当該品目のウエイトを当該品目の年平均価格の算出に用いる月別出荷量ウエイトで比例配分した暫定ウエイトを作成し、次にそれぞれの類において年間固定した類別ウエイトを暫定ウエイトに比例して品目別に配分し作成した。なお麦類、雑穀の出回りの無い期間については年平均価格指数の算定に用いるウエイトを使用した。
農業生産資材の月別価格指数の算定に用いるウエイトは、年平均価格指数の算定に用いるウエイトを年間を通じ固定して使用した。
オ.基準時及び基準時価格
(ア)基準時
基準時は、原則として5年ごとに更新することとし、西暦の末尾が0又は5の付く年とした。
(イ)基準時価格
基準時価格は、農業物価統計調査による基準時における年平均価格である。
カ.算式
指数の算式は、ラスパイレス式(基準時加重相対法算式)である。
価格指数(全国)
a.月別価格指数

b.年平均価格指数(全国)

キ.月別総合指数算出における季節品目の取扱い
季節品目については各品目ごとに出回り期間内の月の価格のみを調査することとし、出回りのない月は以下ように取り扱った。
注:農産物及び農業生産資材の年総合指数算出にあたっては、出回り期間内の月の品目別価格のみを計算対象としている。
(ア)農産物価格指数
各品目ごとに出回りのない月はウエイトが0となるため指数計算から除外される。
ただし、ただし、麦類及び雑穀の出回りのない期間の各月については、品目ごとに、直近の品目別出回り期間の月別指数を年平均価格の算出に用いる月別出荷量ウエイトにより加重平均した指数を適用して、次の出回り期間まで保合(騰落無し)とし、月別総合指数算出に用いた。
(イ)農業生産資材価格指数
「種苗及び苗木」に属する品目については、直近の出回り期間の品目別月別指数を単純平均した指数、「賃借料及び料金」に属する品目については、直近の出回り期間の最終月の指数を、それぞれ出回りのない期間に適用して、次の出回り期間まで保合とし、月別総合指数算出に用いた。
2.目標(実績)精度
本調査においては、目標精度は設定していない。
1.農産物価格指数
農家が販売する個々の農産物の価格を指数化したものであり、類似した商品群ごとに11の類別にまとめて作成している。
2.農業生産資材価格指数
農家が購入する農業生産に必要な資材の小売価格を指数化したものであり、類似の商品群ごとに12の類別にまとめて作成している。
3.農業交易条件指数
農産物と農業生産資材の相対価格関係の変化を示すものとして使用されており、農業生産資材価格指数(総合)に対する農産物価格指数(総合)の比率として算定する。
(農産物価格指数(総合)/農業生産資材価格指数(総合)×100)
1. 記号について
統計表に使用した記号は、次のとおりである。
「0.0」:単位に満たないもの(例:0.04%→0.0%)
「-」:事実のないもの
「…」:事実不詳又は調査を欠くもの
「△」:負数又は減少したもの
2 .品目別平均価格について
品目別の平均価格は、指数算定上の基礎資料として作成しているもので、調査銘柄の変更に伴い価格の連続性が保てないこともあるため、利用に当たっては十分留意されたい。
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大臣官房統計部経営・構造統計課
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