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農林水産省

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更新日:平成29年4月25日
(平成29年6月12日訂正)
担当:農林水産省

平成28年漁業・養殖業生産統計

― 平成28年の漁業・養殖業生産量は、前年に比べて8.0%減少
    まいわしの漁獲量は、前年に比べて10%増加―

調査結果の概要

図1 海面漁業主要魚種別漁獲量の推移

平成28年の漁業・養殖業の生産量は431万2,000tで、前年に比べて37万6,000t(8.0%)減少した。

  1. 海面漁業の漁獲量は321万6,800tで、まいわし等が増加したものの、さば類、するめいか等が減少したことから、前年に比べて33万2,900t(9.4%)減少した。

  2. 海面養殖業の収獲量は103万1,900tで、ほたてがい、こんぶ類等が減少したことから、前年に比べて3万7,100t(3.5%)減少した。

  3. 内水面漁業・養殖業の生産量は6万3,195tで、うなぎの養殖及びさけ類の漁獲が減少したことから、前年に比べて6,058t(8.7%)減少した。

 図2 漁業・養殖業生産量の推移

調査結果の主な利活用
• 水産基本計画における水産物の自給率目標を策定する際の資料
• 漁業種類別漁獲量の割当てに係る政府間交渉の際の基礎資料

 

累年データ

1 生産量の推移

2 海面漁業主要魚種別の漁獲量の推移

 

関連データ

主要魚種別の価格の推移

 

調査結果

1 海面漁業・養殖業生産量

(1)海面漁業

平成28年の海面漁業の漁獲量は321万6,800tで、さば類やするめいかの漁獲量の減少が大きく、特にするめいかは
来遊量の減少及び天候不順による出漁日数が減少したこと等から、前年に比べて33万2,900t(9.4%)減少した。
漁獲量の多い上位5魚種(さば類、まいわし、ほたてがい、かつお及びかたくちいわし)の動向をみると、次のとおりである。

ア   さば類は48万9,100tで、愛媛県、静岡県等で減少したことから、前年に比べて6万8,200t(12.2%)減少した。
イ   まいわしは37万4,600tで、愛媛県、宮崎県等で減少したものの、茨城県、三重県等で増加したことから、前年
     に比べて3万4,500t(10.1%)増加した。
ウ   ほたてがいは21万3,700tで、漁獲量のほとんどを占める北海道で減少したことから、前年に比べて2万200t
     (8.6%)減少した。
エ   かつおは20万8,300tで、静岡県等で減少したことから、前年に比べて4万t(16.1%)減少した。
オ   かたくちいわしは17万2,700tで、鹿児島県等で増加したことから、前年に比べて4,000t(2.4%)増加した。

注:本調査においては、海面漁業経営体の所在地に計上した(以下(2)において同じ。)。

 
図3 海面漁業魚種別漁獲量

 

なお、東日本大震災で漁船や漁港施設に甚大な被害を受けた3県については次のとおり。
岩手県の漁獲量は8万4,600tで、まだら、するめいか等で減少したことから、前年に比べて2万4,200t(22.2%)減少し、これを震災の前年である平成22年と比べると5万1,800t(38.0%)の減となっている。
宮城県の漁獲量は15万5,000tで、まだら、するめいか等で減少したことから、前年に比べて1万300t(6.2%)減少し、平成22年と比べると6万9,600t(31.0%)の減となっている。
福島県の漁獲量は4万7,900tで、まいわし等で増加したこと等から、前年に比べて2,500t(5.5%)増加し、平成22年と比べると3万1,000t(39.3%)の減となっている。

 

(2)海面養殖業

平成28年の海面養殖業の収獲量は103万1,900tで、ほたてがい、こんぶ類等の収獲量が減少したことから、前年に比べて3万7,100t(3.5%)減少した。

図4 魚類養殖の魚種別収獲量

ア   魚類養殖
      魚類養殖の収獲量は24万8,200tで、前年に比べて2,100t
      (0.9%)増加した。
      ぶり類の収獲量は14万1,000tで、鹿児島県で出荷対象となる
      稚魚導入が多く出荷量が増加したこと等から、前年に比べて
      700t(0.5%)増加した。
      まだいの収獲量は6万7,200tで、愛媛県で施設規模を拡大した
      こと等から、前年に比べて3,600t(5.7%)増加した。

 

 

図5 貝類養殖の魚種別収獲量

イ   貝類養殖
      貝類養殖の収獲量は37万1,900tで、前年に比べて4万1,100t
      (10.0%)減少した。
      ほたてがいの収獲量は21万4,600tで、北海道で台風の影響
      により養殖施設に被害が発生したこと等から、前年に比べて
      3万3,600t(13.5%)減少した。
      かき類の収獲量は15万6,800tで、広島県で種苗不足の影響等
      から、前年に比べて7,600t(4.6%)減少した。

 

 

 

 

図6 海藻類養殖の魚種別収獲量

ウ   海藻類養殖
      海藻類養殖の収獲量は39万2,100tで、前年に比べて8,100t
      (2.0%)減少した。
      のり類の収獲量は30万1,700tで、佐賀県及び熊本県で生育が
      よかったこと等から、前年に比べて4,300t(1.4%)増加
      した。
      わかめ類の収獲量は4万7,600tで、岩手県で1~3月の低気圧
      の影響により養殖施設に被害が発生したこと等から、前年に
      比べて1,400t(2.9%)減少した。

 

 

なお、東日本大震災で養殖施設に甚大な被害を受けた2県については次のとおり。
岩手県の収獲量は3万4,600tで、前年に比べて8,200t(19.2%)減少し、平成22年と比べると1万6,800t(32.7%)の減となっている。
宮城県の収獲量は8万4,100tで、前年に比べて7,300t(9.5%)増加し、平成22年と比べると3万9,200t(31.8%)の減となっている。

 

 

2 内水面漁業・養殖業生産量

(1)内水面漁業

平成28年の内水面漁業の漁獲量は2万7,948tで、さけ・ます類等が減少したことから、前年に比べて4,969t
(15.1%)減少した。

ア   さけ・ます類は8,484tで、北海道でさけ類の遡上が減少したこと等から、前年に比べて4,334t(33.8%)
      減少した。
イ   しじみは9,583tで、前年に比べて236t(2.4%)減少した。 
ウ   あゆは2,398tで、前年に比べて9t(0.4%)減少した。

注:本調査においては、漁業経営体が漁獲した河川及び湖沼ごとに計上した。

 
図7 内水面漁業魚種別漁獲量

 

(2)内水面養殖業

平成28年の内水面養殖業の収獲量は3万5,247tで、うなぎの収獲量が減少したこと等から、前年に比べて
1,089t(3.0%)減少した。

ア   うなぎは1万8,941tで、愛知県、静岡県等で池入れ量が減少したこと等から、前年に比べて1,178t(5.9%)
      減少した。
イ   ます類は7,822tで、前年に比べて113t(1.5%)増加した。 
ウ   あゆは5,183tで、前年に比べて99t(1.9%)増加した。
エ   こいは3,131tで、前年に比べて125t(3.8%)減少した。

注:本調査においては、養殖業経営体の事務所の所在地に計上した。

 
図8 水面養殖業魚種別収獲量

  

お問合せ先

大臣官房統計部生産流通消費統計課

担当者:漁業生産統計班
代表:03-3502-8111(内線3687)
ダイヤルイン:03-3502-8094