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農林水産省

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(3)農産物貿易の動向 イ 我が国の農産物貿易の動向

(海外依存を強める我が国の農産物輸入)

平成23(2011)年の我が国の農林水産物輸出額は、前年より8%減少して4,511億円、農林水産物輸入額は、前年より13%増加し8兆652億円となっています。この結果、農林水産物の貿易収支は、7兆6,141億円の輸入超過(前年より15%増加)となりました。農産物の輸入額は5兆5,842億円となっています。

国民が求める多様な食生活を実現する中で、需要が拡大した畜産物や油脂類の生産に必要な飼料穀物や大豆等の油糧種子のほとんどを輸入に依存している状況にあります。


(世界の農産物輸入における我が国の位置付け)

世界の農産物貿易額が増大する中で、世界の農産物輸入額に占める我が国の割合も高まっています。世界の人口に占める我が国の割合は、 平成21(2009)年で2%ですが、世界の農産物輸入に占める割合(金額ベース)は 5%を占め、世界第5位となっています(*1)。代表的な品目でみると、とうもろこし、豚肉、家きん肉がそれぞれ17%、15%、11%といずれも世界第1位となっており、大豆は中国に次いで第2位となっています(図2-45)。




主要国の農産物貿易の状況をみると、米国、EU加盟国等では輸出入額ともに多くなっています。我が国は平成21(2009)年には、農産物輸出額は30億ドル、輸入額は505億ドルであることから、輸入額から輸出額を差し引いた農産物純輸入額は474億ドルとなり、昭和59(1984)年以降引き続き世界最大の農産物純輸入国となっています(図2-46)。



(米国等特定国への依存度が高い我が国の農産物輸入)

我が国の農産物輸入額を輸入相手国・地域別にみると、米国が26%を占め、次いでASEAN (*1)17%、EU 15%、中国11%、豪州7%、カナダ6%となっており、この上位6か国・地域で農産物輸入額の8割を占めています。

品目別にみると、とうもろこしや大豆等輸入金額の多い農産物は特定国への依存傾向が顕著となっており、上位2か国で8~9割を占めています。特に、米国の割合はいずれも高く、中でもとうもろこし、大豆は、それぞれ90%、66%を占めています(図2-47)。


*1 〔用語の解説〕を参照


このように、我が国の農産物の輸入構造は、米国をはじめとした少数の特定の国・地域への依存度が高いという特徴があり、特に、多くの国・地域で消費され、世界的に需要の増加が見込まれる飼料穀物や油糧種子ではその傾向が強くなっています。

このため、輸入に多くを依存している我が国の食料供給は、国際需給の変動や輸入先国の輸出政策の影響を受けやすい状況となっているため、できるだけ輸入先の多角化等を図り、リスク分散に努めることが重要となっています。


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