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農林水産省

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(7)茶


(茶の国内消費量は減少傾向)

平成25(2013)年の茶の栽培面積は、平成15(2003)年からの10年間で8%減少し4万5千haとなっています(図2-4-13)。また、茶の生産量は緑茶飲料の需要増加により、平成16(2004)年に10万tを超えたものの、近年は消費量の減少とともに生産量も減少し8万5千t程度で推移しています。

このため、茶業の振興に向けて、茶の消費拡大を図ることが課題となっており、低カフェイン茶等の消費者の多様なニーズに対応した商品開発、新たな用途への利用に関する研究開発・普及等を図ることが重要です。

一方、緑茶の輸出量はおおむね増加傾向で推移しており、平成25(2013)年は前年に比べて592t増加し2,942tとなっています(*1)。茶の輸出は、海外における健康志向等を背景として増加しており、今後も一層の輸出拡大が期待されています。

*1 財務省「貿易統計」

(特徴ある品種による生産構造の強化)

茶園面積を樹齢別にみると、茶園の33%が樹齢30年以上の老園となっており、根系の老化等による収量減少やうまみ成分(アミノ酸)の含量低下が懸念されています(図2-4-14)。また、茶園面積を品種別にみると、昭和30年代以降に品評会で高い評価を得たことを背景として、茶園面積の75%を「やぶきた」が占めていますが、摘採作業の集中や摘み遅れによる品質低下、お茶の風味の画一化等を招いているのではないかとの指摘もあります(図2-4-15)。



このような中、風味や耐病性に優れ、「やぶきた」とは収穫適期の異なる「なんめい」や「さえあかり」等の品種が開発されています。また、メチル化カテキン(*1)含量が高い「べにふうき」やアントシアニン(*2)含量が高い「サンルージュ」のような機能性成分による需要拡大が期待される品種も開発されています。

今後、生産性が低下した老園において、このような特徴ある品種への改植等を進めることにより、作期分散による作業の効率化や品質向上を図るとともに、新たな需要創出に取り組んでいくことが重要です。

*1 茶葉中に含有されるポリフェノールの一種で、抗アレルギー作用を有している。
*2 アントシアニンは、赤、赤紫、紫、青を呈する植物色素。アントシアニンの種類により発現される機能性及び活性の強弱は異なるが、抗酸化性は共通して発現される。

 



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