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関東農政局

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環境を守る農業

農業と環境

  農業はそれ自体が環境を守ることに役立つ仕事なのよ。
  え、どういうこと?
  農業って、自然と共存(きょうぞん)して、人の役に立つ作物を作っているんだから、環境にやさしいと思うわ。



農業の役割(やくわり)とバイオマス

例えば、たくさん雨がふっても、田んぼや畑が雨水をたくわえることによって、川があふれることを防いでいます。
また、田んぼや畑の中は作物がよく育つような環境に整えられているので、小さな動物達が住むのにも適しています。
農家は稲わらを牛などのえさにしたり、牛や豚(ぶた)などのうんちやおしっこを使って肥料を作ったりして、資源(しげん)をリサイクルしていました。その後、牛や豚(ぶた)などのえさは輸入されたものがほとんどとなり、肥料も化学肥料が使われるようになって、こうしたリサイクルが行われなくなってしまいました。しかし、最近では、昔の生活スタイルが見直されつつあり、有効に使われなくなった資源を活用しようという運動が起こっています。


環境を守る農業



日本は「資源がとぼしい国」と言われ、国内で使用される石油のほとんどは輸入にたよっていますが、牛や豚(ぶた)などのうんちやおしっこからガスを作ったり、家庭から出る生ごみや木くずから燃料を作ったりすることもできるのです。こうした資源を「バイオマス(※)」とよびます。石油を燃やすと二酸化炭素が増え、それが地球の温暖化(おんだんか)の原因になっているといわれていますが、バイオマス燃料は二酸化炭素を増やさないので、地球にもやさしいのです。

※バイオマス
動物や植物から作り出される資源のことです。石油や石炭などの地球の資源には限りがありますが、バイオマスは生物を起源(きげん)とするものであるため、上手に使えば半永久的に使える資源なのです。生ごみや木くずなど、バイオマスはわたし達の身近にあります。バイオマスは二酸化炭素の発生が少ない自然エネルギーとして注目されています。



バイオマスで地球温暖化をストップ!

  地球の温暖化って、何?
  地球の気温が昔に比べて上がってきてるんだって。それで、北極や南極の氷がとけ出していて、海面が少しずつ高くなっているらしいの。このまま温暖化が止まらないと、日本が海の底になっちゃうかもよ?
  わ~、大変だあ~。ぼくもバイオマス燃料を使うようにするよ!
  現在、日本では「バイオマス事業化戦略」という目標をかかげて、バイオマスの利用を進めているの。下記のホームページでくわしくしょうかいされているので、だいち君やななちゃんも勉強してみてね。
  は~い!


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