神奈川県
神奈川県の人口は全国で2番目と多く、都市化が進んでいることもあって、農地も少ないのですが、県南東部の三浦半島はそのあたたかい気候と、東京や横浜(よこはま)などの大消費地に近いという利点を生かして野菜作りがさかんです。また同半島には多くの漁港もあって、水産業でも有名です。それでは、神奈川県でとれる食べ物について見て行きましょう。
だいこん

三浦半島の一番南に位置する三浦市はだいこんの生産がさかんで、市町村別の生産量(74,600t)では全国一をほこります。東京の「練馬だいこん」を改良して作られた、この地方独特の「三浦だいこん」という品種が有名でしたが、最近では育てやすく、取りあつかいも楽な「青首(あおくび)だいこん」が主流になっています。
| 「練馬だいこん」や「三浦だいこん」は地中深くまで根を張るので引きぬくのが大変だったそうなの。 |
| 農家の人も引きぬきやすい「青首だいこん」の方が作業が楽なのね。 |
茶

大正時代にあった大地震(おおじしん)、関東大震災(かんとうだいしんさい)によって、県西部の丹沢(たんざわ)・箱根山ろく一帯も大きな被害(ひがい)を受け、それまでと同じように農業を続けることができなくなってしまいました。そのため、どんな作物がこの地方に向いているかを調べたところ、昼と夜の温度差が大きい気候が茶に適しているということで、茶作りが始まったのです。この地方でとれる茶は、この地方の名前を取って、「足柄茶(あしがらちゃ)」とよばれています。
まぐろ

三浦市にある三崎港(みさきこう)は日本有数のまぐろの水あげ港として有名です。
| 「三崎のまぐろ」ってよく聞くけど、ここだったのね。 |
| まぐろは日本人が大好きなお魚なので、これまで世界中のまぐろが日本に集まってきていたんだけど、おすしが世界的にブームになったおかげで、これまであまりまぐろを食べなかった国でもまぐろが食べられるようになって、日本に入ってくる量が減っちゃうのでは? と心配されているのよ。 |
| まぐろがおいしすぎるから取り合いになってるんだね。 |
かまぼこ

県西部の小田原市の特産品として有名。江戸時代(えどじだい)の後期、近くの漁港でとれたイキのよい魚と、豊富な地下水を使って作られたかまぼこは、小田原を通って箱根をこえる旅人達の保存食(ほぞんしょく)として人気をよんだそうです。
神奈川県でとれるもの(生産量と全国順位)
<野菜>
だいこん 99,700t(6%)5位
キャベツ 82,300t(6%)5位
※( )内は全国生産量に占(し)める割合(わりあい)
出典名
・野菜生産出荷統計(平成18年)
| 神奈川県といったら、大都市・横浜のイメージが強いけど、太平洋に面した三浦市や、箱根の山も神奈川県なんだね。 |
| 江戸時代に作られていたかまぼことか、関東大震災後にお茶が作られ始めたのね。 |





