長野県
長野県は日本で4番目に広い県ですが、農業に使える土地はそれほど多くはありません。また、高冷地では、稲を作ることがむずかしく、この地方の人達は昔から苦労していました。しかし、そうした気候は野菜や果物を作るにはうってつけのもので、大消費地の東京から近いことも幸いして、これらの生産が広がってきたのです。そんな長野県の食べ物を見て行きましょう。
レタス

長野県のレタスは全国一の生産量(179,900t)をほこります。レタスは、東京などの市場に運ばれる前に、倉庫で冷やされ、さらに保冷車(ほれいしゃ)に乗せて運ばれます。
| レタスは保冷車に乗ってやってくるんだね。 |
| レタスを包んでいる、透明(とうめい)のフィルムって、他の野菜のものとはちがうでしょう? レタスはデリケートな作物なので、水分やガスがうまくぬけるように特別なフィルムを使っているのよ。 |
| 大切にあつかわれている野菜なのね。 |
りんご

長野県は青森県に次いで2番目にりんごの生産量(170,300t)が多い県です。りんごは作るのに大変手間がかかる作物なので、農家では「早めにできる品種」「ふつうにできる品種」「おそめにできる品種」を組み合わせて作り、とり入れが集中しないように工夫しています。
みそ

大豆を主な原料として全国各地で作られていますが、長野県で作られるみそは日本の全生産量の30%以上をしめ、全国一の生産量をほこります。第2次世界大戦で焼け野原となった東京に、ほとんど戦争のえいきょうを受けなかった長野県から送られたみそが評判となり、長野県でのみその生産がますますさかんになったそうです。
| わたしも、おみそしる大好きよ。 |
| 長野県のみそは、県の昔の名前をとって「信州みそ」とよばれるわね。「信州みそ」は大豆と米から作られた「米みそ」で、色がうすくて、ややしょっぱいのが特徴(とくちょう)なんだって。 |
| へえ~、みそにもいろいろな種類があるんだね。 |
きのこ

山の多い長野県だけに、山の幸(さち)にめぐまれ、「まつたけ」、「なめこ」、「ぶなしめじ」などのきのこの生産量も全国トップクラスです。
長野県でとれるもの(生産量と全国順位)
<いも・雑穀(ざっこく)・豆>
そば 2,090t(8%) 3位
<野菜>
セルリー 13,600t(39%)1位
レタス 179,900t(33%)1位
はくさい 202,600t(22%)2位
アスパラガス 4,450t(16%)2位
<果樹(かじゅ)>
りんご 170,300t(20%)2位
ぶどう 30,700t(15%)2位
すもも 3,140t(14%)3位
もも 18,100t(12%)3位
<花>
カーネーション 87,100千本(21%)1位
りんどう 7,730千本(9%)2位
※( )内は全国生産量に占(し)める割合(わりあい)
出典名
・作物統計(普通作物)(平成19年)
・野菜生産出荷統計(平成18年)
・果樹生産出荷統計(平成19年)
・花き生産出荷統計(平成18年)
| 長野県では、野菜や果物がさかんに作られているのね。 |
| そうね。昔の日本には生の野菜を食べるという習慣がなくて、日本人が生野菜を食べるようになったのは、第2次世界大戦が終わって日本人の食事が洋風化してからなのよ。野菜がたくさん食べられるようになったので、長野県の野菜作りもさかんになったのね。 |
| へえ~、そうなんだ。時代によって食べられる物も変わるんだね。 |





