千葉県
東京都ととなり合い、県北西部に人口が集中する千葉県は、全国6位の人口をほこる県ですが、農業産出額が全国3位という、国内でもトップクラスの“農業県”でもあります。そんな千葉県の特色豊かな食べ物を見て行きましょう。
さつまいも

江戸時代(えどじだい)の1734年、青木昆陽(あおきこんよう)という人が千葉県でさつまいもを育て始めました。さつまいもは、それほど手間をかけなくても、やせた土地でもよく育つので、飢饉(ききん)の際の食料として役立つとして時の将軍(しょうぐん)・徳川吉宗(とくがわよしむね)もすすめ、関東地方でも作られるようになりました。千葉県の生産量(131,800t)は全国3位です。
| おやつのときによく食べるよ。 |
| さつまいもは「大学いも」や「スイートポテト」などおやつとして食べることも多いわね。 |
らっかせい

英語でいうとピーナッツ。ナンキンマメとよばれることもあります。全国生産量(18,800t)の70%以上を生産する千葉県を代表する特産品です。明治時代になってやせた土地でもよく育つということで、千葉県で作られるようになりました。
日本なし

千葉県が全国一の生産量(36,500t)をほこります。現在主に鳥取県で生産されている「二十世紀なし」は1888年に県北西部の松戸市で発見されました。
| へえ~、「二十世紀なし」は「十九世紀」に発見されたんだね。 |
| 将来(しょうらい)への期待をこめて「二十世紀なし」と名付けられたんでしょうけど、もう21世紀になっちゃったわ。 |
| 最近では「幸水(こうすい)」や「豊水(ほうすい)」という品種の方が多く生産されています。 |
にんじん

千葉県のにんじんの生産量(131,500t)は北海道に次いで全国2位です。北海道産のものが夏場に出荷されるのに対して、千葉県産のものはそれ以外の季節に出荷されます。かつては、その独特のにおいがきらわれ、「きらいな食べ物」の上位にあがっていたにんじんですが、最近は品種改良が進んで、においも減り、栄養が豊富ということもあって、人気の野菜となっています。
さかな

千葉県沖は、暖流(だんりゅう)の黒潮(くろしお)(日本海流)と寒流の親潮(おやしお)(千島海流)がぶつかり合う地点にあり、両方の地域(ちいき)からやってくる魚がとれるため、昔から漁業がさかんです。とくに、太平洋につき出た県北東部の銚子港(ちょうしこう)は全国でも指折りの漁港で、いわしやさばの水あげ高は全国トップクラスです。
しょうゆ

県北西部の野田、県北東部の銚子の両市が、しょうゆの町として全国的に有名で、千葉県全体で日本のしょうゆ生産量の30%あまりを作っています。
千葉県でとれるもの(生産量と全国順位)
<いも・雑穀(ざっこく)・豆>
らっかせい 13,800t(73%)1位
さつまいも 131,800t(14%)3位
<野菜>
かぶ 43,300t(29%)1位
みつば 3,380t(18%)1位
さといも 26,100t(15%)1位
ねぎ 67,300t(14%)1位
さやいんげん 6,660t(14%)1位
ほうれんそう 38,300t(13%)1位
えだまめ 8,750t(12%)1位
にんじん 131,500t(21%)2位
そらまめ2,990t(15%)2位
すいか 57,400t(14%)2位
だいこん 171,500t(10%)2位
<果樹(かじゅ)>
日本なし 36,500t(12%)1位
びわ 754t(13%)2位
<畜産物(ちくさんぶつ)>
たまご 159,655t(6%)3位
生乳(せいにゅう)(※)288,015t(4%)3位
豚(ぶた)1,038,867頭(6%)5位
※生乳
しぼりたてで何も処理(しょり)をしていない牛の乳(ちち)のこと。牛乳のもとになります。
※( )内は全国生産量に占(し)める割合(わりあい)
出典名
・作物統計(普通作物)(平成19年)
・野菜生産出荷統計(平成18年)
・果樹生産出荷統計(平成19年)
・畜産物流通統計(平成17年)
・牛乳乳製品統計(平成18年)
| へえ~、バラエティーに富んだものが作られていて、おもしろいね。 |
| 太平洋に面して温かい南房総(みなみぼうそう)では、草花のさいばいもさかんよ。 |
| 東京などの大消費地に近いから、有利なのね。 |





