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こまちゃんと食の冒険

 
 

東京都

東京都

日本の政治・文化の中心である東京都では、農業を仕事にしている人は少なく、東京都の面積のうち農業に使われているのは、わずかに3.7%と全国最少(全国最大は茨城県の29.0%、全国平均は12.5%)です。そんな東京ですが、様々なユニークな食べ物が作られているので、しょうかいして行きましょう。

こまつな

こまつな

江戸時代(えどじだい)に5代将軍(しょうぐん)・徳川綱吉(とくがわつなよし)が江戸川の小松村にたかがりに来た際に、これを食して気に入り、土地の名をとって「こまつな」とよばれるようになった、東京生まれの野菜です。現在でも江戸川区近辺でさかんに作られています。

こまちゃんは江戸っ子だったんだね。
東京風のおぞうにに欠かせない食材よね。
こまつなは成長が早くて、年に5~6回もとれるので、農家の人にとっても効率がよい作物なの。ビタミンや鉄分・カルシウムも多くて、体にもいいのよ。

TOKYO X(トウキョウ・エックス)

TOKYO X

東京都畜産試験場(とうきょうとちくさんしけんじょう)で、バークシャー種・デュロック種・北京黒豚(ぺきんくろぶた)という3種類の豚をかけあわせて作られた新しい豚の品種。1997年から生産されるようになり、しもふりのおいしい肉と評判になっています。

へえ~、そうなんだあ。
東京都は土地の値段(ねだん)も高いから、「安い肉を、たくさん作ろう」とするのは無理があるの。外国もふくめた他の地域(ちいき)の豚肉と競争になるとどうしても不利だったのよ。そこで「少ししか作れないけど、おいしい肉」を追求していった結果、TOKYO Xは、人気が出て「高くても売れる」ようになったの。
頭いい~! 東京都だからこその逆転の発想ね。

くさや

くさや

くさやは、新島(にいじま)、八丈島(はちじょうじま)、大島などの島々で、昔から作られてきた干物(ひもの)です。ムロアジやトビウオを“くさや液”という特別な液体につけて作ります。魚をひたした塩水をそのまま使い続けるうちに魚の成分がしみ出し、発酵(はっこう)して独特のにおいと味を作り出しています。

ぼくは食べたことがないんだけど、すごいにおいがするんだって?
うちのお父さんは大好きよ。日本酒に合うんだって。
くさや液は、昔からつぎ足しつぎ足し使われてきたので、古いものは400年近く使われているものもあるそうよ。

うど

うど

東京都の多摩(たま)地区を中心に作られている野菜です。その作り方は独特で、“むろ”とよばれる地下に数メートルもほられた、よこあなの中で育てられます。

へえ~、おもしろい作り方ね。「うどの大木」って言葉をよく聞くけれど、このうどなの?
うどは育つと2~3メートルにもなるんだけど、そうなると、もう食べることはできないし、そんなに大きくてもやわらかいので何かに使うこともできないの。だから、役に立たないものを指していう言葉になったのよ。

東京都でとれるもの(生産量と全国順位)

<野菜>
  こまつな 9,410t (10%) 2位  
  うど 392t (11%) 4位

※( )内は全国生産量に占(し)める割合(わりあい)
出典名
・野菜生産出荷統計(平成18年)
・地域特産野菜の生産状況(野菜生産状況表式調査結果)(平成16年)

東京都は農林水産業があまりさかんでないと言われるけど、それでもいろいろおもしろい食べ物が作られているんだね。
東京都で生産されている野菜は市場に出荷されるのだけではなくて、直売所や地元の朝市で売られていることも多いの。東京都に農地はあまり多くないけれど、都民が自然とふれあう場としても活用されているわよ。
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