にんじんの話
にんじんは畑でとれます。食用とされているのは“根”の部分で、土の中にうまっている“根”を引きぬいて収穫(しゅうかく)します。最大の産地は北海道で、国内の全生産量の30%ほどをしめますが、春夏は徳島、秋は北海道、冬は千葉県というように、地域(ちいき)によってとれる季節がことなっています。生のにんじんは、ほとんど国産でまかなわれていますが、国内産が不作で品物が少ない時期に、輸入ものが入ってくるようになりました。そのほとんどが中国からのものです。
にんじんの栄養
にんじんには、体内に入るとビタミンAに変わってくれる、カロテンという成分が豊富にふくまれています。この「カロテン」という言葉は、にんじんを指す英語「キャロット」が元になってできたもので、にんじんがオレンジ色をしているのも、このカロテンの色素のせいなのです。
にんじんの豆知識
にんじんは、もともとは、古くから薬用に使われていた「朝鮮人参(ちょうせんにんじん)」のことを指していました。枝別れした根の形が、人間のように見えることから、こうよばれるようになったのだとか。現在、わたし達が食べているにんじんが江戸時代(えどじだい)に日本に入ってきた際に、「朝鮮人参」と根の形が似ていたことから、「せりにんじん」「菜にんじん」とよばれるようになったそうです。もっとも、前者はウコギの仲間で、後者はせりの仲間と、実は別の種類の植物なのです。その後、「せりにんじん」の方が広く作られるようになり、「にんじん」と言えば、ふつう、こちらの方を指すようになったというのは何とも皮肉です。
| にんじんはカレー以外に、どんな料理に使われているかしら? |
| 肉じゃがとか、シチューとか、スープとか・・・ |
| スライスして野菜サラダに入れたり、細かくきざんで酢(す)の物にしたりもするわね。 |
| そうね。ほとんど1年中手に入れることができて、いろいろな料理に使えるので、「たまねぎ」「じゃがいも」とならんで、「家庭常用3野菜」と言われているの。家庭料理の人気者ね。 |





