トマトの話
トマトは畑でとれます。食べているのは実の部分です。もともとは夏にとれる野菜ですが、ビニールハウスで育てることによって、1年中作ることができるようになりました。主な産地は熊本県・千葉県・北海道・茨城県などです。トマトはもともと、南アメリカのアンデス高原が原産地で、雨がほとんどふらない、やせた土地でも育つ強い作物でした。そこで、あたえる水をギリギリまで減らすなど、あえて、きびしい環境(かんきょう)で育てて、トマト本来のおいしさを引き出すという栽培(さいばい)方法もとられています。
トマトの栄養
「トマトが赤くなると医者が青くなる」といわれるほど、トマトは栄養にすぐれた食品です。人間は、ナトリウム(塩の主な成分)をとり過ぎると血圧が上がるのですが、トマトにふくまれるカリウムはこのナトリウムをおし出す働きがあるので、高血圧を防ぐことができます。
トマトの豆知識
トマトは16世紀にメキシコからヨーロッパに伝わりましたが、当初は毒があると思われていて食べられていませんでした。イタリアで品種改良されたトマトが、ヨーロッパ全土で食べられるようになったのは18世紀になってからでした。19世紀になると、イタリアのナポリでトマトソースが発明され、スパゲティーやピザなど、イタリア料理に欠かせない食材となったのです。
| ケチャップの原料もトマトだよね。 |
| そうね。アメリカで発明されて、今でもアメリカでの消費量が飛びぬけて多いトマトケチャップだけど、アメリカでトマトが食べられるようになったのは、ヨーロッパよりもおそくて、19世紀になってからだそうよ。 |
| へえ~、ずいぶんおそかったのね。 |
| 今では、いろいろな料理に使われて、食卓(しょくたく)に欠かせない存在(そんざい)のトマトだけど、広く食べられるようになったのは、そんなに昔のことではないのよ。日本でトマトが食べられるようになったのは、明治時代になってからなんだって。 |





