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静岡県沼津市[NPO法人戸田塩の会]

むらづくりのテーマ概要

 伊豆半島西海岸北部に位置する戸田地区は、漁業が盛んで、海越しの富士を望める観光地として知られているが、近年は漁業高の減少と過疎高齢化に悩まされていた。平成6年、漁で忙しい男性に代わり、農林水産業向けのマーケティング講座を受講した村の女性たちは、新たな産業の必要性を痛感し、1,500年前に天皇の病気を治療するために献上したと古文書に記述のあった「塩」を作るために立ち上がった。
そんな女性の熱意は、男性の心を動かし、やがては村民全体を巻き込んで行政を動かし、「戸田塩」の生産販売体制を整えていった。塩づくりが軌道に乗ると、地域貢献を主眼にNPO法人を設立した。
高齢で船を降りた漁師が海水を汲み、シルバー人材センターを活用して海岸清掃を行い、小中学生の採塩体験学習を企画し、いつしか戸田塩の会は、老若男女を問わず村民と深い関わりを持つ存在となった。
現在は、塩だけにとどまらず、塩を使った菓子や化粧品などストーリー性のある製品を次々に開発している。
常に漁師の後ろに隠れていた女性たちは、小さな成功を大きな自信に変えて、ついに社会参画を果たしたのである。

特徴的取組事項

左記の具体的成果等

 

NPO法人としての、地域の活性化と環境保全
女性のボランティア活動から、NPO法人の認証取得へ
退職した漁師、子育て中の女性が会員として参加
地域シルバー人材センターを活用した海岸の定期清掃
福祉組織を通じ、塩と弁当を高齢者に無償提供
しずおか環境行動宣言HOPEに参加

 

女性の社会的責任の誘発
幅広い社会参画と、地域リーダーの育成
若手から高齢者まで、幅広い雇用の創出
高齢者の生きがい作りと、地域への利益還元
海の環境保全と、環境保全啓発活動の実践

産業面における波及効果
伝統的な製法を受け継ぐ、無添加で安全安心の塩の生産
県との共同開発による駿河湾海洋深層水を活用した塩を完成
県内業者と共同し、塩やにがりを使った菓子や化粧品を開発
海産物と農産物を組み合わせた地産地消弁当を製造
各種のイベントに積極的に参加し、戸田塩をPR

 

戸田塩を新たな商品として、漁協直売所、旅館民宿で活用
「塩の道」や「塩衣の式」など観光行事での利用
駿河湾海洋深層水協議会員として、静岡県をPR
商工会や近隣の各店が、塩を使った各種オリジナル商品を製造
中核農業者協議会に特産品部会ができ、橘を推進
市が、橘や塩を活用した地域整備計画を作成
近隣でも海水塩の製造が行われ、各地で特産品化と地域活性化

 

教育への活用と、他市町との連携活動
地元小中学校の総合学習教育への協力
県内外の学校、都市住民の体験学習を受け入れ
県グリーンツーリズム協会会員として、県東部で活動
他市町の加工グループへ、塩やにがりを提供
伊豆市の森林ボランティアに参加し、山の環境整備に参画

 

児童が、自分のふるさと「戸田」に誇りを持つようになった
・戸田の歴史や自然・文化を伝え、次世代に繋げている
・観光にとどまらず、地域や産業の理解が促進
・交流拠点施設として、交流人口の増加に寄与
・特産加工品が生まれ、農業生産拡大や農産品のPRに
・市から森林整備での薪の提供を受けるなど、海と山の連携交流が発生

 

むらづくり活動写真

 

 

戸田湾を弓状に取り囲む御浜岬
戸田湾を弓状に取り囲む御浜(みはま)岬

 

製塩所全景
製塩所全景

  

男性会員参加後の海水採取
男性会員参加後の海水採取

海岸の定期清掃活動
海岸の定期清掃活動

  

「戸田塩の会」の開発商品

                        「戸田塩の会」の開発商品

体験学習の受け入れ

                  体験学習の受け入れ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お問い合わせ先

企画調整室  
担当者:基本計画推進
代表:048-600-0600(内線3109)
ダイヤルイン:048-740-0309
FAX:048-600-0602

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