ホーム > 基本政策 > 豊かなむらづくり全国表彰事業 > 栃木県鹿沼市[中・入粟野むらづくり推進協議会]
中粟野入粟野地区は、林業とこんにゃく芋栽培が盛んな地域だったが、昭和50年代から衰退傾向となり、世代交代と共に地域の大半を占める農業人口が漸減、小学校の統廃合の話もあり、地域コミュニティの崩壊が危惧された。
平成4年の小学校統廃合を機に生じた若い親達のつながりが中粟野と入粟野の地域間交流に広り、地域の活性化をよびかける声が高まった。
平成6年、地域に温泉が湧出し、むらづくりの気運を一層押上げ、地域のために尽力しようという強い気持ちを持った住民有志により、平成10年12月に「中・入粟野むらづくり推進協議会」が設立された。
現在、こだわりと地域のPRを特徴とする農産物直売所や地粉のそばを提供する農村レストラン、「ふるさとの味」の農産物加工所のほか、地域の“宝”である景観を維持するための体制づくりで、彼岸花やカタクリ等の群生地保全活動を行うなど、地域に密着した活動を展開している。
特徴的取組事項 |
左記の具体的成果等 |
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不利な条件を克服し、地域ぐるみで活動展開 小学校の統廃合を機に生まれた若い親達のつながりが、地域間交流に広がった。 平成10年12月に、中・入粟野両地区の36戸により、「中・入粟野むらづくり推進協議会」が設立。 構成員は農業のほか、電話工事技師左官自動車修理業生花店経営など多彩な職種の人材が揃っている。 協議会は、役員会の他、直売部、レストラン部、加工部、営農体験部で構成されており、各部門は自治会や関係団体と連携しながら自主的に運営されている。また、各部門を総括するものとして、交流イベント「遊郷祭」を年3回開催。 地元での遊郷祭の他に、東京都墨田区のイベントに参加するなど、都市との交流に積極的に取り組んでいる。 |
それまでの町主導のむらづくりに代わり、住民自らが地区の資源を活かした活動を検討し、様々な問題にも話し合いで解決していった結果、強い結束力が生まれた。 |
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こだわりと一貫した地域PR 直売部では、「地域のもの」にこだわり、農産物加工品木工品も含め、会員自らが生産したものを販売している。また直売所内に生産者の写真を掲示し、「生産者の顔が見える農産物」としてPRしている。 レストラン部では女性達が活躍し、地元品種「粟野在来」を活かしたそばや地域の野菜や山菜を使った「ふるさとの味」を提供している。
そば粉の確保と地域の生産意欲を高めるため、協議会がそば契約栽培を導入し作付を推進。また農作業ができない所有者のために、協議会役員が構成員の生産組合で作業受委託や借地を行っている。 加工部では、会員である生産農家が自ら加工した「遊の郷こんにゃく」で、こんにゃく芋に付加価値をつけ、ブランド化を図っている。 他にも、味噌漬物類菓子類杵つきもちを販売し、会員の技術を生かして農産物の付加価値を高め、「ふるさとの味」を提供している。 営農体験部では、彼岸花やカタクリの群生地保全活動や、ホタルやオオムラサキの繁殖活動などに取り組んでいる。また、農業体験を組み合わせたオーナー制度に取り組んでいる。 |
直売所へ出荷するため、高齢者が中山間の地域特性を活かした沢ワサビ栽培を始めるなど生き甲斐の場にもなっている。
契約栽培の導入や作付推進により生産意欲が高まった結果、そばの作付けが増加し、当該地区では耕作放棄地が減少した。
「遊の郷こんにゃく」は味の良さが評価され、地元大手スーパーや他地区の農産物直売所でも販売が始まり、販路が拡大している。 加工品は農産物直売所の主力商品となっている他、地域内の行事や神社の催事等にも使われている。 彼岸花群生地やホタルは、新たな地域資源として誘客効果を生み、オーナー制度や農業体験は、地域の賑わいを創出している。 |
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地域の宝である「景観」を維持するための体制づくり 協議会設立時に、当地区の農地自然が「地域コミュニティの要」であり、資源を地域で保全する取組を図る必要があるという意見を集約した。 取組の第一歩として、これまで各自で取り組んできた彼岸花保全の取組を協議会の取組として広げた。 その他にも、カタクリ群生地保全や国蝶オオムラサキやホタルの繁殖活動等にも新たに取り組んでいる。 |
彼岸花群生地は、保全取組から10年が経過した現在、1ha以上の面積を有し、開花時期には県内外から多くの人が訪れている。 |
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直売所外観 |
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お歳暮便 |
彼岸花ウォーク |
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