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更新日:21年12月4日
担当:関東農政局西関東土地改良調査管理事務所
生きもののゆりかごである田んぼ周りの農業用水路に環境配慮施設(階段式魚道等)を設置する等して、生態系を保全し回復する手法を検討しています。
併せて、学校教育と連携し、魚類調査を行っています。今後、本地区をモデルとして他地域へこの手法を広げていきたいと考えています。

1.魚道
排水路末端が落差工2か所を経て河川に合流していたことから、排水路の落差解消のため魚道を設置しました。

階段式魚道 粗石付き魚道
2.わんど、簡易木堰工
排水路は排水状況により水深が変化します。流量が少ない時にも一定の水深を保つため、“簡易木堰工”を設置し
ました。また、洪水時の生きものの避難・休憩場所として“わんど”を設置しました。

わんど 簡易木堰工
3.ほれ、どんぶち
水田から水が無くなる時期にも生きものが生息できるよう、水たまりとして“どんぶち”、“ほれ”を設置しました 。

ほれ どんぶち
魚道などの環境配慮施設設置前には4種類だった魚類が9種類に増え、水路の連続性が確保されていることも確認できました。
◆魚類生息調査結果◆
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目 |
科 |
種 |
魚道設置前 (H15) |
魚道設置後 (H20) |
|
|
1 |
コイ | コイ | オイカワ |
○ |
|
|
2 |
タモロコ |
○ |
|||
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3 |
タイリクバラタナゴ |
○ |
|||
|
4 |
ギンブナ |
○ |
|||
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5 |
ドジョウ |
○ |
|||
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6 |
ナマズ | ナマズ | ナマズ |
○ |
○ |
|
7 |
ダツ | メダカ | メダカ |
○ |
○ |
|
8 |
スズキ | ハゼ | カワヨシノボリ |
○ |
○ |
|
9 |
ヌマチチブ |
○ |
○ |
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確認種数 |
4 |
9 |
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オイカワの遡上
水田や農業用水路が生態系の維持・保全に欠かせないものであること、環境配慮施設の設置が生きものの再生・回
復に効果があることを児童に理解してもらうために、ジオラマを菊川市内の全ての小学校(9校)を対象として各校2週
間の巡回展示を実施しました。また、小学校の要望により出前授業も実施しました。

ジオラマの設置風景 出前授業風景
平成15年より、環境配慮施設を設置している排水路近隣の菊川市立内田小学校(4年生)の児童・父兄と合同で生き
もの調査を実施し、生態系保全について学習を行っています。

環境配慮施設の説明 捕獲した生きものの確認

水路内での調査風景
7月に開催されたウォーターフェア(東京都:科学技術館)で、ジオラマ及びプロジェクトを紹介したパネルを展示し、多く
の来場者にプロジェクトのPRと環境に配慮した農業農村整備事業の取組について紹介しました。
