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関東農政局

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1. 事業の目的 【中信平二期農業水利事業とは?】

  中信平地区の水田では、主に梓川(あずさがわ)の水が利用されてきましたが、梓川の流量は年間の変動が大きく、その他の河川も流量が乏しいため、水田への水の供給は常に不安定なものでした。一方、この地区の畑作地帯には水源となる川やため池等の施設がないため、干ばつの常襲地帯となっていました。

  昭和に入り、中信平地区では、「国営梓川農業水利改良事業」(昭和18年度~昭和25年度)や「国営中信平土地改良事業」(昭和40年度~昭和52年度)が行われ、梓川頭首工や幹線水路が造成されました。また関連事業により農業基盤の整備も行われ、農業用水の安定した供給により農業経営の安定が図られてきました。その結果、中信平地区は、現在では、県下有数の農業地帯へと発展し、また、農業用水は防火用水や洗い場などでも利用され、多面的機能を発揮する地域の大切な資源となっています。

  しかし、この地区を支えてきた梓川頭首工や幹線水路は、整備後すでに50年以上が経過しています。老朽化の進行により亀裂が入るなど、安全性の低下がみられるほか、施設の維持管理にも多大な労力と経費を必要とする状況になっています。また、近年の土地利用形態の変化にともない、水需要が集中化し、その変化に対応した適正な農業用水の配分が困難となっています。

  本事業は、こうした状況を解消するため、梓川頭首工と幹線水路28.5kmの改修を行うとともに、水管理施設の整備を行うものです。これにより、地区内の水需要に即した適正な用水配分と農業用水利施設の合理的な維持管理を目指すとともに、農業経営の安定と地域農業の振興、施設の維持管理費の低減に寄与することを目指しています。

  


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