事業着工から今まで
ダム | 頭首工 | 揚水機場 | 用水路 吐水槽 |
御前山ダム(H24年完成)
【御前山ダムの概要について】
御前山ダムの概要はこちらから
御前山ダムのようす
【完成した御前山ダム(航空撮影)】
御前山ダムは、相川流域(上流左側)と桧山川流域(上流右側)の合流部の下流に位置しています。(写真奥側が上流)
【御前山ダムの四季】
春
夏
秋
冬
【地域に親しまれる御前山ダム】
〇御前山ダムの見学
地元の児童の皆さんが、ダム見学に訪れた模様です。監査廊(かんさろう)の見学も行い、ダムの大きさを実感しました。
〇御前山ダム湖周辺歩く会(主催:常陸大宮市)
100名を超える参加者が、春の山桜や鳥のさえずりを楽しみながら、ダム湖を歩きました。
【御前山ダム周辺の植樹活動・公園整備】
〇山桜の植樹活動
ダム湖に映える日本一の山桜の景観をつくろうと、地元の皆さんが植樹活動を行っています。
民間企業のボランティアの方も植樹活動に参加しています。
〇公園整備
ダム堤体の下流では、公園整備も行われました。
(実施:茨城県、管理:常陸大宮市)
御前山ダムの施工経緯
1.基礎掘削前のダムサイト(常陸大宮市下伊勢畑地内)
ダムサイトは、那珂川の支流相川に求めました。
2.堤体築堤(Zone1)
ダムの遮水コアであるZone1を念入りに締固めました。
3.堤体築堤(Zone4)
ダムの表面を保護するため、ダム上流部の原石山から採取したロック材をZone4に盛り立てました。
4.洪水吐工・静水地工
洪水時のダムの安全のため、洪水吐(奥)・静水池(手前)を整備しました。
5.ダム本体築堤の完了
ダム本体の築堤は平成20年8月に完了しました。
6.警報設備工
ダム管理を安全に行うため、警報設備を整備しました。
7.管理棟(建屋)
御前山ダムは、御前山県立自然公園に位置するため、景観との調和に配慮した外観・色彩にしました。
8.管理棟(内部)
データの処理や施設の操作に、IT機器の活用を図っています。
9.完成した御前山ダム
御前山ダムは平成24年に完成し、現在豊かにかんがい用水を湛えています。
10.かんがい用水の供給
平成26年からは、ダム下流の下伊勢畑地区にかんがい用水を供給しています。
頭首工
〇小場江頭首工
那珂川から小場江堰幹線水路、三美機場へと取水しています。
揚水機場
〇那珂川揚水機場
1.那珂川揚水機場建設(H23~)
那珂川から取水するポンプ施設を設置する建屋工事を行いました。
2.那珂川揚水機場ポンプ製作据付(H24~)
機場に設置するポンプ3台のうち、φ350mm1台が完成しました。
3.既存施設の改修等
4.場内整備等(H28~29)
5.被災後の復旧工事(R2)
2019年の台風19号による被災を受け、現在復旧工事に着手しています。
以上の揚水機場の他にも、既存の赤沢揚水機場、下江戸揚水機場、渡里揚水機場、大杉山揚水機場などの改修を行います。また、従来からの国営受益に揚水する機場も整備します。
用水路(新設・改修)、吐水槽
〇成沢送水路(H8~)
成沢送水路は、那珂川揚水機場から成沢吐水槽に送水します。写真は、鋼管の布設状況です。
鋼管の継目は溶接作業を行いました。
〇成沢吐水槽(H24~H25)
成沢吐水槽は、成沢送水路を通じて送られてくる用水を地区内へ配水するための調整施設です。
吐水槽の内部は4,200m3の有効貯水量を有します。
〇水那幹線(H7~)、水内幹線(H8~)、高根幹線(H12~)
水那幹線、水内幹線は、成沢吐水槽から用水を地区内へ配水します。写真はダクタイル鋳鉄管の布設状況です。
〇小場江堰幹線(H25~)、かつら幹線(H26~)、那珂中部幹線(H27~)
本事業では、既設水路の改修も行います。写真は、小場江堰幹線のL型水路で改修が済んだ区間の状況です。
〇渡里吐水槽(R1~)
1.基礎工(地盤改良)(パワーブレンダー工法による)
2.鉄筋組立
3.コンクリート打設
4.完成
渡里吐水槽は渡里揚水機場からの水を調整して、渡里送水路に送ります。
本事業実施地区の揚水機場と用水路、吐水槽の関係は以下となります。
令和元年度時点 進捗率(事業費ベース) | 81.7% |
お問合せ先
那珂川沿岸農業水利事業所
〒310-0002 茨城県水戸市中河内町960-1
電話番号:029(227)7571