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1. 地域の自然位置
茨城県は、広大な農地、温和な気候など豊かな自然環境に恵まれ、農業が盛んに行われています。県全体の農家人口、農業就業人口は全国1位、農家戸数は2位、農業産出額は3,988億円で北海道、鹿児島県、千葉県に次いで4位と、本州を代表する優良農業地域となっています。(平成16年生産農業所得統計、第80次農林水産省統計表、2005年農林業センサスより) 本事業地域は、県の北部、那珂川の下流域に位置しており、首都圏までほぼ100km圏内、常磐自動車道が縦断するなど地の利も良く、恵まれた立地条件のもと、県下有数の農業地帯となっています。おひさまの愛情がいっぱい詰まった「ほしいも」や、那珂川の水が育む「コシヒカリ」が代表的な農産物として生産されており、最近では、ネギやハクサイといった野菜に加え、施設を活用したイチゴやトマトのブランド化も進んでいます。
河川
那珂川は、栃木県の那須岳(なすだけ:標高1,915m)を源流とする一級河川です。茨城県の常陸大宮市、城里町で平野部に出た後、藤井川(ふじいがわ)、桜川(さくらがわ)を合わせながら下流部へと流れ、涸沼川(ひぬまがわ)と合流し、太平洋へと注いでいます。 流域面積は3,270km2と、関東地方の河川の中でも、利根川に次ぐ第二の大きさで、古代から地域に豊かな恵みをもたらしてきました。 関東地方随一の清流としても有名で、サケやアユをはじめとする豊かな生態系が育まれています。
地形
茨城県は、北部に阿武隈(あぶくま)山地や八溝(やみぞ)山地といった山地がそびえ立ち、南部と西部に常陸(ひたち)平野が広がる地形となっています。那珂川は、八溝山地を分断するように流れ、太平洋へと注いでいます。 下流部には、川に沿って沖積低地が形成されており、この低地を南北に挟み込む形で、台地が広がっています。低地と台地の間には、一段高い土地が階段のように連なる河岸段丘といった地形が形成されており、こういった台地や河岸段丘上では、よほど上流から川の水を引くか、ため池を造るしか、農業に必要な水を得る方法はありませんでした。そのため、台地では中小河川の流れる谷沿いで小規模な開発が行われてきました。 また、一度豪雨となると、沿岸の低地には、上流からの水が一気に押し寄せ、水戸市付近などは水害の常襲地帯でした。
気候
那珂川下流部にあたる水戸市やその周辺は、海上からの暖流の影響を受け、温暖な気候となっています。しかし、年間の平均降水量をみてみると、1,300mm程度と全国平均の1,700mmと比較しても、3分の2ほどの量しかありません。そのため、ため池や地下水などを利用し、農業が営まれていましたが、渇水の際など、水不足に苦しむことも少なくありませんでした。
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那珂川沿岸農業水利事業所
〒310-0002 茨城県水戸市中河内町960-1
電話番号:029(227)7571 FAX番号029(222)2255