1.業務の流れ【業務の紹介】

調査管理事務所においては、土地改良事業の実施に際し、対象地区を含む広域的な地域について、農地や水利用状況、農村環境などを総合的に調査を行います。その後、対象地区における各種の詳細な調査を経て、地元の意向を踏まえた事業計画を立て、その経済性なども検討します。また、事業実施を見据え、事業費を精査したり全体の工事計画などを決める全体実施設計を行います。なお、実際の工事については、各地区に設置される国営事業所等が担当することになります。

事業が完了した後も、調査管理事務所では、土地改良事業により造られた施設の実際の管理者（土地改良区や市町村、県など）に対して、施設の運用や管理などの指導や助言を行うとともに、水利権の更新を担当するほか、維持管理に必要な情報の提供や連絡調整を行います。また、事業完了地区に対しては、事業効果を再検証するための調査を行うほか、農業振興上の課題を把握し、新しい事業の必要性や営農改善など、対応策の検討も行っています。