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関東農政局

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3. 環境への配慮について

  本事業地域の環境は、牧之原台地を隔てた東西で大きく分かれています。

  東側では、大井川の扇状地に発達した農業用水路が、防火機能やくらしに潤いを与える親水機能などを発揮し、地域の大切な資源としての役割を果たしています。西側では、多くのため池が水辺環境を提供しており、多様な生態系の維持に貢献しています。

  事業の実施にあたっては、安心な食料の生産基盤となる、地域の良好な環境を次世代へ引き継げるよう、関係市町が策定している田園環境整備マスタープランとの整合を図り、これまで育まれてきた自然や景観、地域の歴史との調和に配慮しています。

  工事の際には、魚類・稀少猛禽類などの、生物の生息環境を悪化しないよう移動経路の確保等に努め、また、周辺景観との調和にも配慮し、水路が地域のための用水機能を保つよう整備を行っています。


水路ぞいの桜並木

環境への配慮の事例

動物及び植物の移動・移植

  谷田大池調整池工事の施工にあたって、生息が確認されたオオタカの生息環境の保全に配慮するとともに、工事区域で確認されたニホンアカガエル(静岡県版レッドリスト絶滅危惧II類)およびタコノアシ(環境省レッドリスト準絶滅危惧種)の生息・生育への影響を軽減するため、工事実施前に、同様な生息・生育環境が保全されている湿地に移動・移植を行いました。


ニホンアカガエル
上:移動したニホンアカガエル
下:トノサマガエル


タコノアシ
移植したタコノアシ

事業所概要一覧


大井川用水農業水利事業所
国営大井川用水農業水利事業とは?

  1. 事業の目的と概要
  2. 主な工事内容
  3. 環境への配慮について 
  4. 農業用水の地域用水機能
  5. 小水力発電

事業に至る経緯
地域の自然農と歴史地域情報
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お問合せ先

農村振興部水利整備課
ダイヤルイン:048-740-9836