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関東農政局

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5.関連事業【両総農業水利事業とは?】

経営体育成基盤整備事業「佐原市西部地区」(工期:H8~H17)   受益面積:147ha

この事業においては、利根川(とねがわ)の浚渫土(しゅんせつど)を客土(きゃくど)し、田面を平均50cm嵩上げするとともに、暗渠排水を整備することで、従来地下水位が高く畑利用が不可能であった低湿田を汎用化しました。事業を契機として設立された農業生産法人「みらい」が、小麦・大豆それぞれ40haのブロックローテーションを定着させ、意欲的な営農活動に取り組んでいます。


佐原市西部地区
(緑の部分が転作小麦の団地)

 

県営ほ場整備事業「北清水地区」(工期:H9~H14)   受益面積:133.1ha

北清水地区では、国営事業によって用水が安定的に確保されたことから、県営ほ場整備事業においては、暗渠排水の整備と農地の集団化によって、低平地水田の汎用化を実現しました。事業を契機として設立された「北清水営農組合」が、88haの水田をおおむね1/3に分け、米・麦・大豆のブロックローテーションを実施しています。

また、農作業の大幅な省力化が図られたことから、「加工部会」を結成し、生産された大豆・小麦を利用し、みそ、豆腐、味噌まんじゅう等の製造販売を実施しています。この地区は、女性を中心とした地域全体の取組となっているところが特徴的です。現在、みそは年間7トン製造販売。平成18年度には売上高1千万円を達成しました。


加工部会によるみそ製造の様子

 

経営体育成基盤整備事業「島地区」(工期:H6~H18)   受益面積:136ha

平成18年度完了の「島地区」においては、多古町主催、JA多古青年部の協力により都市農村交流事業「ふれあい田んぼ教室」を平成17年から実施しています。田植え体験、稲刈り体験をテーマに年間2回実施しており、毎回120人の定員がすぐに一杯になるほどの盛況ぶり。参加者は千葉市近郊の一般市民が主体となっています。

また、国営事業所は事業のPRとともに、メダカ等「田んぼの生き物」とのふれあいを中心としたアトラクションを実施し、好評を博しています。


事業により整備された農村公園

 

経営体育成基盤整備事業「篠本新井地区」(工期:H20~   )受益面積:245ha

平成20年度採択予定の「篠本新井地区」においては、換地による非農用地創設とともに、国営事業で造成する調整池掘削土を客土し、約200haの水田を汎用化する計画です。事業地区には豊かな動植物の生息域が形成されていることから、国営事業と県営事業の一体的な環境配慮を検討しています。


篠本新井環境保全会の取り組み
(水路草刈り)


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