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「勝瓜頭首工」河床洗掘を防止し施設の安定

~国営造成施設整備事業「鬼怒川南部地区」事業完了~

はじめに

  鬼怒川南部地区は、昭和40年に農業用水の安定供給確保を目的として事業が実施されました。本地区の取水施設である勝瓜頭首工は、造成後40年が経過し下流河川の河床低下により護床工・導流壁の破損、沈下及び堰体エプロン部の空隙が発生しました。

  また、水門設備の老朽化に伴う設備の維持管理費が増大し、安定した用水の取水管理が困難な状況にありました。

 

1.勝瓜頭首工の整備概要

 

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<施工前>

<施工後>

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2.護床工の設計

(1)設計方針

   勝瓜頭首工は、下流側の河床が洗掘されているため、堰直下と下流側河床の標高(標高差H=4.45m)を擦り付ける目的とこれ以上の河床洗掘を防止する目的から床止工型の護床工としました。

 

 

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(2)護床工の形式

   『緩傾斜型護床工』及び『落差工型護床工』について、構造及び経済的な比較検討を行い、緩傾斜型に決定しました。

(3)護床工の構造

  一般的な頭首工の護床工に用いられている、『平面型』コンクリートブロックにて計画しました。

  なお、護床工長及び重量等は、洪水時の流速より決定し5.0ton型(約4.8千個)及び4.0ton型(約2.6千個)としました。

 

3.工事の実施           

 (1)護床工(H21~H24年度)

  護床工の対策工事は、H21年度のブロック製作に始まり、H22年度から栃木県との共同工事により実施しました。

  また、導流壁の復旧工事についてもH22~H23年度に実施しました。

<施工前 >

<施工後>

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gosyousekougo

 

(2)魚道 

  魚道は、H23年度から非取水期魚道(非取水期に遡上する魚種を対象とした魚道)を設置しました。魚道形式はコンクリート2次製品の魚道ブロックタイプ(粗石付魚道ブロック)を対象魚種及び護床の改修内容より採用しました。

  なお、旧魚道については閉塞しました。

 

<非取水期魚道の設置 >

<旧魚道の閉塞>

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   施工前

gyodougo

  施工後

 

 

まとめ           

 

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  本工事は河川内の工事であるため、河川協議、洪水対策検討に苦労しました。水門設備は、工事実施に伴い各水門の詳細診断を行い、修理更新しました。

   また、本事業の実施により河床の落差が無くなり、非取水期魚道を設置したことにより、サケの遡上に効果が発揮されています。

   最後に、事業実施にあたり各県市町関係各位のご理解、ご協力を頂き感謝申し上げます。

 

 

【鬼怒川南部支所】

 

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