ホーム > SAFF-RIN 静岡農林水産地域情報ネットワーク > 産地ガイド > 御殿場・小山の水かけ菜

| 水かけ菜は、明治19年小山町の喜多長平氏が、新潟県より種子を持ち帰り栽培をしたのがはじまりで、漬物として利用されるようになったのは明治の中頃と言われています。以来、北駿地域で広く栽培され、100年余の長い歴史をもつ地域の特産物となりました。 生産された水かけ菜の漬物は、一部共同により東京方面に出荷されていましたが、ほとんどは個人によるものでした。 このため、産地化に向け、昭和60年に「御殿場小山水かけ菜生産組合」が設立され、昭和62年からは水かけ菜漬の「ふるさと小包」の販売もはじまりました。 これまで、栽培のネックとなっていた根こぶ病の発生も、63年品種登録された中生(なかて)の抵抗性品種「湧水菜(わきみずな)」、平成 5年に品種登録された早生種の抵抗性品種「新湧水菜」(いずれも旧静岡県農業試験場高冷地分場が育成)の普及により、改善されています。平成 6年には「御殿場小山水かけ菜生産組合」が地域農業の活性化への貢献により、中日新聞「中日農業賞」を受賞しています。 |
| 御殿場市と小山町は、富士山麓の東部に位置し、湧水が豊富で冬には降雪をみることがあります。 水かけ菜の栽培は、水稲収穫後の田に「高うね」を作り、10月上旬に種をまき、うね間に富士山の湧水を流します。 湧水は年間をとおして13℃前後で、冬は暖かく外気から水かけ菜を守り育てます。 厳冬に湧水で育つ水かけ菜は、2月上旬からほぼ1か月間が収穫期となります。25cmほどに伸びた「とう」(花茎)を1本、1本摘み取ります。 「とう」は、生鮮野菜としても流通しますが、主に漬け物になります。 漬け物は、塩を加えて手で揉み漬込み、途中で漬け替えを行います。添加物を一切加えない安全食品です。 独特の風味がなつかしいふるさとの味として親しまれています。乳酸菌が多く含まれ自然健康食品としても評価されています。 新鮮な水かけ菜は、和風・洋風・中華風、いずれの料理の素材としても利用でき、産地では各種のイベントでのPR活動で、販路の拡大に努めています。 商品開発も行われ、水かけ菜漬を冷凍乾燥させて作った「水かけ菜茶漬」も好評です。 |

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