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「食事バランスガイド」関東地域ブロック説明会の概要

   日  時:平成17年9月7日(水) 13:30~15:30
2 場  所:さいたま新都心合同庁舎1号館2階 講堂
3 講  師:吉池 信男氏
        (独立行政法人国立健康・栄養研究所 研究企画・評価主幹)
4 参加人数: 約460名
 
  5 概  要:
(1)講演「食事バランスガイド」について 
    パワーポイントの説明会資料及びフードガイド(仮称)検討会報告書
  に基づき、講師より説明。
 
 

(2)質疑応答
 
 質問:食事バランスガイドをこれから推進していく上で、数字の丸め方が
   重要だと思う。
    数字が判らないと個人で判断するのは難しいことから、数字の丸め
   方についてもう少し教えて頂きたい。
 回答(吉池氏)
    主食、主菜、副菜として分けたときに、副菜は1つ分として主材料
   の重量がおおよそ70gということである程度わかる。
    しかし、主食の場合はご飯、パン、うどん等の主材料に由来する炭
   水化物40gとなっている。ご飯やパン、うどんなどの主材量が何グ
   ラムから何グラムのところが炭水化物40gの数値に丸められるかと
   いう細かい整理はしてあるが、これは活用のためのマニュアルなどで
   今後情報提供したいと思う。

 質問:ハンバーガーについて、カロリーが高く、野菜が少ないという、悪
   いイメージがあるが、この食事バランスガイドでハンバーガー店のイ
   メージが良くなる方法、やるべきことがあれば教えて頂きたい。
 回答(吉池氏)
    もし、私がハンバーガー店のオーナーであったら、企業イメージを
   良くするためにも食事バランスガイドを利用すると思う。
    全ての食品に表示をすることまでは考えずに、野菜を使ったメニュ
   ー等に対して食事バランスガイドのイラストを活用するなどして、良
   いイメージをPRするのはいかがだろうか。

 質問:食事バランスガイドが塗り絵に活用できるということなので、小学
   生にも簡単に指導できるような教材があればよいと思う。
    今後、小学校の教科書にこの食事バランスガイドを載せる予定はあ
   るのか。
 回答(厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室 清野栄養指導係長)
    普及活用については、文部科学省に農林水産省、厚生労働省の両省
   からお願いしているところ。教科書や副教材に掲載するかどうかは出
   版する会社の判断にもよる。
 回答(吉池氏)
    今の質問に関連して食事バランスガイドのグッズとして下敷きに貼
   り付ける絵のシール、折り紙、携帯ストラップなど今後作成されてく
   るので参考にされたい。

 質問:今回の説明会を聞いて、野菜、生野菜をラーメン屋に扱ってもらお
   うと考えている。その時に食事バランスガイドの絵を使いたいと思う。
   また、八百屋にもポスターを掲示してもらえるのか教えて頂きたい。
 回答(関東農政局 髙柳消費・安全部長)
    当方としては食事バランスガイドを普及活用するため、スーパー、
   小売店、外食産業等に活用して頂くためにお願いをしているところ。
   実際にこの食事バランスガイドを活用するかどうかは、この事業者の
   判断となるが、当方はそれについて、普及を図るという立場であるの
   でご理解願いたい。

 質問:油脂の項目が無いが、今の子どもたちは脂っこいものをとりがちな
   ので総摂取カロリーがつかみづらい。そういったものはどうするのか。
 回答(吉池氏)
    食事バランスガイドによるSV(サービング)の表示とともに、エ
   ネルギー、食塩、脂質に関してはできれば外食等で業者により表示さ
   れるのがベストと思っている。
    しかし、現実的にはそのような数値の表示は難しいことが多いと思
   われるため、今回、代表的な100余りの料理を掲載してる表(報告
   書P36~41)において、脂質や食塩の多いものをマーキングで区別し
   て示している。また、実際の食生活を考えると、野菜を中心とする副
   菜をしっかりと意識してとることが、全体のエネルギーを押さえるこ
   とにつながる。食事バランスガイドそのものは、エネルギーに関して
   も“望ましい狭い幅”に収めるというよりも、食事の偏りが大きな人
   の食生活を少しでも良い“ある程度の幅”に導こうというものである
   ので、活用に当たっては、そのような割り切りも必要。

 質問:妊婦向けに付加する部分をバランスガイドにプラスして、一枚ペー
   パーで分かりやすいものが出来ると聞いているが、いつ頃出来るのか。
   また、その他の対象者別のものも出来るのか。
 回答(吉池氏)
    厚生労働省で、この「食事バランスガイド」の関係部局とは別の部
   局で検討しており、秋から冬にまとめることとしている。
    内容は、今回のコマのイラストを用い色々な料理等のメニューを使
   いながら、妊娠中の付加量等について同じ考え方で整理をする予定と
   している。
    高齢者向けには、低栄養予防やQOL(生活の質)向上のための食
   べ方の工夫等を伝えるにも、親しみやすいコマの絵の中に水分のこと
   が示されている本ガイドが活用できると考えている。

 質問:活用についての資料は、いつ出されるのか。
    また、枝豆は、分類すると料理区分的にいって野菜(副菜)に入る
   と考えるが、新潟は枝豆の消費量が多いことからタンパク質ではない
   かとなった。地方ごとによっての使い分けとかを示してほしい。
 回答(吉池氏)
    枝豆については、地方ごとに色々な考えもあるが、統一した区分と
   して食品成分表における食品群の分類を使うということで整理してい
   ただきたい。
 回答(厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室 清野栄養指導係長)
    厚生労働省の所管法人である日本栄養士会において、管理栄養士等
   の専門家向けに食事バランスガイドを活用するためのマニュアルを現
   在検討・作成しており、10月早々には皆様の手元に届く予定となっ
   ている。

 質問:「食事バランスガイド」は食料自給率の向上とどうつながるのか。
 回答(関東農政局 髙柳消費・安全部長)
    米や野菜等いずれも多く日本で作っており、食事バランスガイドに
   沿って、それらを使って栄養バランスに優れた日本型食生活をして頂
   くことによって、自ずと自給率の向上に寄与することが期待されるの
   で、私どもとしてはこの普及活用に努めたい。

 

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