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平成17年6月21日
関東農政局発表

平成17年度食料・農林水産業・農山漁村に関する意向調査
集落の農業の将来展望に関する意向調査結果(関東農政局管内)

農林水産省は、農業関係団体等(全国担い手育成総合支援協議会)と連携し、将来の我が国農業の担い手となるべき農業経営の育成・確保を図るため、集落営農の組織化・法人化を始めとする「平成17年夏に向けた担い手育成の重点方針」を作成した。これに沿った担い手育成・確保に向けた全国運動を展開するに当たっての検討資料とするため、水田集落における集落営農の取組についての意識を把握する必要があることから、水田集落の「集落営農がない集落の代表者」及び「生産組織の代表者」が、集落営農について、どのように考えているのかを把握したものである。
本調査は、平成17年5月上旬から中旬にかけて、関東農政局管内の水田集落のうち、集落営農がない集落の代表者(以下「集落営農がない集落の代表者」という。)236名、水田集落に所在し、主位作目が耕種で管理運営主体が農家集団の生産組織の代表者(以下「生産組織の代表者」という。)237名に対して実施し、集落営農がない集落の代表者 228名、生産組織の代表者 237名から回答を得た結果である。

Ⅰ調査結果の概要

1   集落営農がない集落の代表者

(1) 今後の集落の問題に関する集落の代表者の意識
-「高齢化が進展すること」が8割-

今後、お住まいの集落では、どのようなことが問題になると思うかについては、「高齢化が進展すること」が8割と最も高く、次いで、「後継者がいないこと」が7割となっている。

(2)集落営農の組織化・法人化に向けた取組に関する意識
- 「取組を行う必要があると思う」が6割-

お住まいの集落において、集落営農の組織化・法人化に向けた取組を行う必要があると思うかについては、「取組を行う必要があると思う」が6割を占めている。

2   生産組織の代表者

(1)集落営農や農作業受託組織の組織化・法人化に向けた取組に関する意識
- 「必要な取組であると思う」が約8割-

集落営農や農作業受託組織の組織化・法人化に向けた取組をどのように思うかについては、「必要な取組であると思う」が約8割を占めている。

(2)担い手の位置付けに関する生産組織の代表者の意識
- 「位置付けられると思う」と「将来は位置付けられるようになりたい」を合わせて5割-

今後、所属する農業生産組織は、担い手に位置付けられるようになると思うかについては、「すぐにでも位置付けられると思う」と「今は無理かもしれないが、将来(5年後程度)は位置付けられるようになりたい」を合わせて5割を占めている。

Ⅱ解説

1   集落営農がない集落の代表者

(1)今後の集落の問題点
- 「高齢化が進展すること」が8割-

今後、お住まいの集落では、どのようなことが問題になると思うかは、「高齢化が進展すること」が82.9%と最も高く、次いで、「後継者がいないこと」が70.2%となっている。

(2)今後の集落の営農活動の中心者
- 「認定農業者」が4割-

今後、お住まいの集落では、どのような方が集落の営農活動の中心となると思うかは、「認定農業者」が 42.5%と最も高く、次いで、「特定農業団体」が21.5%、「特定農業法人」が19.7%となっている。
また、集落の営農活動の中心者はどの区域で確保されると思うかは、「集落内」が40.8%と最も高く、次いで、「集落内と集落外の両方」が35.1%、「集落外」が18.0%となっている。

(3)集落営農の組織化・法人化に向けた取組の必要性
- 「取組を行う必要があると思う」が6割-

今後、お住まいの集落において、集落営農の組織化・法人化に向けた取組を行う必要があると思うかは、「取組を行う必要があると思う」が64.9%、「取組を行う必要があるとは思わない」が34.6%となっている。

(4)集落営農の組織化・法人化にあたっての問題点
- 「集落リーダーが不在で組織化の体制が整っていないこと」が約6割-

お住まいの集落において、集落営農の組織化・法人化にあたって、どのようなことが問題(障害)になると思うかは、「集落リーダーが不在で組織化の体制が整っていないこと」が57.5%と最も高く、次いで、「高齢者が集落営農に参加したがらないこと」が34.6%、「集落営農に係る行政及び農業団体の取組方針や支援措置がないこと」が26.3%、「個々の農家で所有している機械等の処分への抵抗感」が19.7%となっている。

(5)集落営農の組織化・法人化を進めるための方策
- 「集落営農に係る行政及び農業団体の取組方針の明定や支援を充実する」が6割-

ア   お住まいの集落において、集落営農の組織化・法人化はどのようにしたら進むと思うかは、「集落営農に係る行政及び農業団体の取組方針の明定や支援を充実する」が60.1%と最も高く、次いで「集落営農の組織化に向けた話し合い活動をする」が57.5%となっている。

イ   集落営農に係る行政及び農業団体の取組方針の明定や支援を充実すると回答した者が、必要と思う支援は、「リーダーの育成」が70.1%と最も高く、次いで、「農用地の利用集積・集団化」が59.1%、「組織化・法人化に必要な初期経費への助成」が52.6%となっている。

2   生産組織の代表者

(1)集落営農や農作業受託組織の組織化・法人化に向けた取組
- 「必要な取組であると思う」が約8割-
集落営農や農作業受託組織の組織化・法人化に向けた取組をどのように思うかは、「必要な取組であると思う」が76.8%を占めている。一方、「必要ないと思う」は11.4%となっている。

(2)担い手に関する意識
- 「位置付けられると思う」と「将来は位置付けられるようになりたい」を合わせて5割-

ア   担い手の位置付けに関する意識
今後、所属する農業生産組織は、担い手に位置付けられるようになると思うかは、「すぐにでも位置付けられると思う」が11.8%、「今は無理かもしれないが、将来(5年後程度)は位置付けられるようになりたい」が40.1%となっている。一方、「位置付けられたくない」は48.1%となっている。

イ   担い手に位置付けられると思う理由
すぐにでも担い手に位置付けられると思うと回答した者が、そのように思う理由は、「既に集落内の営農を担っているから」が75.0%と最も高く、次いで、「既に相応の収益があるから」が25.0%、「法人化(あるいは特定農業団体化)することが確定しているから」が17.9%となっている。

ウ   担い手に位置付けられるための取組
今は無理かもしれないが、将来(5年後程度)は位置付けられるようになりたいと回答した者が、どのような取組を行えば担い手に位置付けられると思うかは、「集落内(あるいは地域)のリーダーとなり得る者を研修等により育成する」が52.6%と最も高く、次いで、「農用地の集積を進める(特定農業団体化、特定農業法人化する)」が38.9%、「組織的な営農(及び販売)に取り組む」が30.5%となっている。

エ   担い手に位置付けられたくない理由
担い手に位置付けられたくないと回答した者が、そのように思う理由は、「農家個々の考え方が様々で、集落内がまとまらないから」が37.7%と最も多く、次いで、「機械・施設の共同利用(あるいは一部の作業のみの受託)を行う組織として取り組んでいるから」が34.2%となっている。

Ⅲ統計表

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