ホーム > 統計情報 > 関東地域の農政推進地域情報 > 関東地域の農政推進地域情報(平成20年9月) > いちご無病苗増殖施設完成
栃木県・栃木市
JAしもつけは、いちご生産に不可欠な親株を安定的に確保するため、無病苗増殖施設(4,108㎡、13連棟)を平成20年4月に開設した。
同JA管内のいちご作付面積は約90haあり、その生産には親株が12万本以上必要になる。19年までは、特定の農家に親株の生産を委託していたが、病害虫の発生等により、安定生産が課題となっていた。そのため、親株の安定生産を目指すための生産施設を建設することとした。
同施設は、いちご苗のウィルスや炭そ病、萎黄病等の発生防止のため、連棟ハウスでは珍しい閉鎖型一体施設構造になっており、入口は管理棟のみに設置、管理者以外は出入りできないようになっている。
また、施設の側面や天井の換気口は1mm網目のネットで覆われており、ウィルスを媒介するアブラ虫などが入れない構造になっている。さらに、炭疽病や萎黄病は土壌から伝染するため、ハウス内部は土を露出させない構造にして、採苗はベンチの上にプランターを設置し、その中でランナーを発生させポットで受ける方式になっている。
灌水はタイマー設定で、プランターへは上部に設置されたパイプから、ポットへはベンチ横からのミスト散水により、土はねを防止している。
同施設の管理は、同JA職員3人とパート7人で行い、内部専用の服や靴を使用するなど病害虫を持ち込まない様に厳重な注意をはらっている。
同施設では、約1,000本の原苗を、4月から6月上旬に一次増殖、6月中旬から二次増殖を行った。10月下旬には12万本の親株を各生産農家に配布する予定としている。

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