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タイトル:GAPの導入で「食の安全・安心産地づくり」
取組主体:JA柏市小かぶ共選部会

千葉県・柏市

取組概要

柏市のJA柏市小かぶ共選部会は、消費者に安全な農産物を提供しようと平成20年9月からJA柏市の「食の安全・安心産地づくりGAP」を導入し、小かぶの通年栽培に取り組んでいる。
同部会は、昭和59年に小かぶの共同出荷を目的に設立され、構成員40人(経営耕地面積120ha)で、部会員の大半が認定農業者であり、農業後継者も確保されている。
GAP導入の契機は、20年3月に同部会員が出荷した「小かぶ」から残留農薬(イソキサチオン)が検出される事態が発生したため、産地として大きなダメージを受けた。このため、農産物の安全性確保に危機感を持った同部会では、再発防止を図るため、また、全農千葉県本部からの勧めもあり、GAPを導入することとした。
同部会では、GAPの導入に当たって、県内で導入事例が少なく参考例が限られたため、JA柏市の指導を受け、20年4月から会議を繰り返し実施し、独自にチェック項目を選定のうえ、JA柏市「食の安全・安心産地づくりGAP」を作成した。
同GAPは、3種類のチェックリスト、(ア)カブ生産日誌記録簿、(イ)農薬適正使用チェックリスト、(ウ)ほ場・出荷チェックリストを使用する。農薬適正使用チェックリストについては作業の都度、ほ場・出荷チェックリストに関しては月に一回、部会員が各自で実施している。
さらに、出荷時には、荷受場所でカブ生産日誌記録簿(農薬)を部会員同士で確認し、記録簿に不適正なものがあった場合は、出荷を差し止めることとしている。
同GAP導入後は、(ア)農産物の安全が確保された、(イ)は種から出荷までの作業の見直しにより、農薬散布の回数も減少し、コストと労働時間の削減につながった、(ウ)チェック体制が確立されたことにより、農薬使用時の防護服、手袋、マスクの着用が義務づけられ、作業時の事故の削減につながった、(エ)都市部のため周辺環境へも配慮し、施肥の臭気対策、農薬及び被覆資材の飛散防止が図られた等の効果があった。
今後の取組としては、点検項目に関して、年に一回全体会議で見直しを行い、さらに安全性の確保に努めることとしている。
同部会長は、「GAPを導入することで農産物の安全性を保持するとともに『食の安全・安心産地づくり』を確立し、都市農業の存続を図りたい」と話している。



チェックリスト(3種類)、収穫作業、調整作業

 
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