ホーム > 統計情報 > 関東地域の農政推進地域情報 > 関東地域の農政推進地域情報(平成21年8月) > 空港の緑地帯の草を、乳用牛の飼料として活用
長野県・松本市
長野県松本空港管理事務所
長野県松本空港管理事務所は、松本地方事務所、松本農業改良普及センター、長野県畜産試験場と連携して、松本空港滑走路周辺の緑地帯の草を飼料として活用する取り組みを平成20年度から開始している。
同空港管理事務所では、空港内緑地帯(40ha)の草、約120t(乾燥重量)を焼却経費約200万円/年かけて処理していた。このため20年度に経費やCO2排出削減と草の有効利用を目的に同畜産試験場に相談及び調査を依頼した。その結果、緑地帯の植生が牧草地に近い草種であること、ロールベールサイレージ調製の試験も良好で、乳用牛への給餌試験も遜色がないことなどが明らかになったため、同地方事務所や同普及センターの協力を得ながら、21年度より近隣の酪農家への提供を始めた。
緑地帯の刈り取り作業は、空港業務の終了後の、同空港管理事務所が委託した業者が行い、空港管理上問題のない区域では翌日まで乾燥させ、ロールベールサイレージにして搬出後、ラッピング作業をする。草は無償となるが、加工費等で農家負担は1個(約300kg)4,500円を見込んでいる。
21年度、飼料用としての刈り取りは2回で、機械作業のしにくい斜面など除くため年間処理量の7割(約84t)を目標にしている。同空港管理事務所では「刈り取り作業の制約や価格面等の課題はあるが、継続的に飼料提供できる体制を確立したい」と話している。また、酪農以外の畜産農家等からも問い合わせがあり、焼却等の削減を目指し関係機関と協力して更なる有効活用もしたいとしている。
|
刈り取り作業 |
ロールベール調整 |
![]()
情報収集官署名
長野農政事務所
松本統計・情報センター
電話:0263-47-2590