ホーム > 統計情報 > 関東地域の農政推進地域情報 > 関東地域の農政推進地域情報(平成21年10月) > 軽井沢の気候を生かした高糖度トマト「アメーラ」生産
長野県・軽井沢町
(株)サンファーム軽井沢
軽井沢町の株式会社サンファーム軽井沢(柳沢俊彦社長)は、平成21年4月から高糖度トマト「アメーラ」とミニトマト「ルビンズ」の生産を始め、21年7月から出荷を始めた。
同社長は、野菜栽培を同町で行ってきたが、価格が低迷し思うような収益が出なくなり、新たな栽培品目を探していた。同社長は静岡県のアメーラの生産者と会い、静岡県では、夏は暑さからアメーラの生産量が落ちるため、高冷地での栽培を模索していると聞き、同町の冷涼な気候を生かして、高価格が期待できるアメーラの生産を行う同社を同町に立ち上げた。
同社は、19年11月に同町内の2農業法人と静岡県内の4農業法人による共同出資により設立され、20年3月に農林水産省の強い農業づくり交付金を受け、約8haの敷地に30棟(4.8ha)のハニーポニック注)を備えた大型ハウスや人工光閉鎖型苗生育システム、自動防除施設、糖度センサー付き選果場などを整備した。
アメーラは、トマトの根域をポットで制限し、水分をギリギリまで抑え水分不足ストレスを掛けることにより、普通のトマトより2~3度以上糖度が高められ、甘みと酸味が共存するフルーツ感覚のトマトとなる。年間2.5回転の栽培を行い、生産量は287tを計画している。
販売価格は、アメーラが1kg当たり1,450円から、ルビンズが1パック(10個程度)当たり315円で販売され、普通のトマトの3~4倍の価格となっている。
同社長は、「規模拡大も視野にいれて、規格外のトマトを使った加工品の製造・販売にも取り組んでいきたい」としている。
注:ハニーポニック:コンピューター制御を利用した養液供給による野菜類の栽培装置
![]() 栽培風景 通路には、土ぼこりがたたないよう、シートを全面に施してある。 |
![]() アメーラ(右)とルビンズ(左) |
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