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平成22年4月掲載

音と動きでサルなどの野生動物を追い払う防護柵を考案

長野県・木祖村

取組主体

木祖村農業委員会

取組概要

   木祖村農業委員会(永瀬司夫委員長、委員10人)では、音と動きで野生動物を追い払う「イノシシ、サル、シカ、山に追い返すエコ防護柵」の普及に取り組んでいる。
同村では、野生動物による農作物被害が年々増加し、電気柵などの設置を行っているが、高価なうえ維持費がかかるなど課題があった。この課題を解消するため、元猟師で同委員会の齋藤信一委員が、自身の経験を活かした新たな防護柵の試作を、平成21年6月から始めた。
   柵の構造は、①直径10cm、高さ4mの丸太を、ほ場の隅に立て、丸太上部からロープを張り約20kgの重りをつり上げる。②ロープは、丸太下部に取り付けた留め具に掛け固定させる。③留め金からは、ほ場に張ったロープと、石などを入れた一斗缶を結んだロープに分岐させている。④野生動物が、ほ場に張ったロープに触れると、固定した留め具が外れつるしてある重りが落ち、一斗缶が引きずられ大きな音がでる仕組みとなっている。
   この柵は、市販の丸太、留め具、ロープ、針金、一斗缶で作れる。費用は、10a当たり5千円程度となる。安価で構造が簡単なことから誰にでも製作でき、慣れれば半日ぐらいで設置できる。
   齋藤委員は、「サル等は、一斗缶の音と動きに脅かされ、設置したほ場には、しばらく近寄らない結果が得られた。今後も改良を重ね良いものにしたい。」と話している。同委員会では、「すでに設置してある電気柵と組み合わせる事で、被害防止効果が更に向上するのではないか。防護柵の普及に取り組み、野生動物による被害減少に繋げたい。」としている。 

留め金部分
留め金部分
ほ場周りに設置された一斗缶
ほ場周りに設置された一斗缶
   

お問い合わせ先

情報収集官署名
長野農政事務所
松本統計・情報センター
電話:0263-47-2590

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