宿泊者の約3分の1が外国人、様々な体験・取組を実施
京都市宇多野ユースホステル(京都府京都市)
取組概要
京都市宇多野ユースホステルは、昭和34年7月に全国初の公営ユースホステル(京都市営)として開所し、現在は一般財団法人京都ユースホステル協会が管理運営をしています。同ユースホステルは、国際ユースホステル連盟から「世界で最も居心地のよいユースホステル」に過去三度選ばれるなど外国人にも好評で、平成28年度の宿泊人数40,768人のうち13,155人(32.3%)が海外からの宿泊者となっています。 京都の家庭の味である「おばんざい」等の特徴的な食事提供のほか、アレルギー食やライトハラル等にも対応しています。 |
取組推進のポイント
平成20年7月に改装された建物は、周りの自然豊かな風景を見ることができるガラスを多く使った明るい近代的な施設です。その中でも、瓦を用いた屋根や京都市特産の北山杉を使って作られたベッドやロッカーなど、京都的な感覚を活かした造りが宿泊客から好評を得ています。また、Wi-Fi環境、館内のバリアフリーはもちろん、共同浴場には外国人向けに風呂の入り方についての案内を掲示しています。 外国人旅行者はリピーターのほか、安価で安全・安心ということから団体(学校等)の利用者も多く、施設内の外国語標記は英語、中国語、韓国語で、言語対応は英語で行っています。また、ワーキングホリデーやインターンなど外国人スタッフの受け入れも積極的に行っています。 食事では、おばんざいを夕食に1品つけるほか、流しそうめん等のイベントや、和菓子づくり、生八つ橋づくり等の体験イベントも行っています。 |
課題
食事でのアレルギー対応のほか、特にベジタリアンやビーガン(動物性食品を口にしない完全菜食主義者)への対応が増えています。そういう意味では日本食、特に精進料理が適していると思います。 |
将来展望
外国人にとっては、安心・安全に宿泊できることが重要です。そのような環境を守り、イベントを通じ宿泊者同士、地域の住民や学生と楽しく交流を図る場として、これからも運営していきたいと思っています。
お問合せ先
企画調整室ダイヤルイン:075-414-9036
FAX:075-414-9060