ホーム > 生産 > 野菜・果樹・花き・特産 > 奈良産地一覧 > やまのいも(奈良中部地域)


ここから本文です。

やまのいも(奈良中部地域)

やまのいも 奈良県 中部地域 奈良県
主な収穫時期
11月~12月

主な出荷時期
11月~3月
主な産地

御所市櫛羅(くじら)周辺

 やまのいもと言う呼び方は、人によって使われた方が様々で混乱していますが、ヤマノイモ科ヤマノイモ属で日本で食用にされている山芋(やまいも)、自然薯(じねんじょ)、大薯(だいしょ)の3つをまとめて言う場合が一般的です。山芋(やまいも)の仲間には丸い筒状の長芋(ながいも)、左右対称のバチのような形をした銀杏芋(いちょういも)、直径10センチくらいのボール状の捏芋(つくねいも)があります。関東では銀杏芋が大和いもといわれますが、関西で一般的に作られているのは「つくねいも」です。
 御所市櫛羅地域では古くから「つくねいも」が栽培されており、奈良時代に皇帝に献上されたという文献も残っています。別名「大和いも」「やまのいも」と呼ばれています。現在、御所市での作付面積は約6ha、70戸程度の生産者が「大和いも」を栽培しています。
 この地域の土質は花崗岩を含む砂地で、湿気を嫌う「大和いも」の栽培に適しています。11月になると御所市のあちこちの畑で、美味しい「大和いも」の収穫作業がみられます。
 一般的にいもは親いもの上に子いもがつくのが普通ですが、「大和いも」は親いもの下に子いもができます。その姿から、円満な家庭と重ね「めでたいいも」とか「孝行いも」等とも呼び、昔はおせち料理の煮物にも使われていたそうです。
 また、栄養価も高く、でんぷんやミネラル、良質のタンパク質を多く含んでいます。中国では「山薬」と呼んで、古くから疲労回復、精力増強の漢方として利用されていたそうです。ネバネバ成分のムチンには胃腸を保護してくれる役割もあり、消化吸収に優れています。
 「やまのいも」は摺りおろして「とろろ汁」にするのが、よくある食べ方ですが、「大和いも(つくねいも)」は粘りが非常に強く濃厚な味で、「とろろ芋」の中でも最高です。
 皮を厚めにむき、特にくぼんだ部分はアクが強いので深くえぐり取ってたっぷりの酢水(なめて酸っぱく感じる程度)に浸してアク止めしてから、おろし金で摺りおろし、さらにすりこぎでよく摺るとなめらかなとろろになります。このままでは固いので、溶き卵で伸ばしたり、吸い物だしで伸ばしたりしますが、大和では白味噌汁で摺り伸ばすことが多いです。あつあつの「麦飯」や「かやくご飯」にかけて食べるのもまた絶品です。  (最終更新:平成16年3月)
やまのいも収穫期
やまのいも収穫期


産地一覧に戻る

近畿農政局案内

リンク集