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近畿農政局

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受け継がれる栽培技術「大和丸なす」(大和の伝統野菜)
~JAならけん 丸三出荷組合~


「大和丸なす」は、平成20年に奈良県から認定された「大和野菜」(大和の伝統野菜)で、大和郡山市、奈良市、斑鳩町で栽培されています。約50年前から生産され、代々自家採取で優れた種類を残す系統選抜を繰り返し栽培されてきました。

「大和丸なす」は、艶のある紫黒色でヘタに太いトゲがあるのが特徴です。肉質はきめ細かくよくしまり、煮くずれしにくいうえ、焼いても炊いてもしっかりとした食感があります。田楽や焼なすなど幅広い料理の食材に適しています。

今回は、大和郡山市平和地区のJAならけん「丸三出荷組合」にご協力いただき、は種から収穫までを取材しました。12名の生産者からなる丸三出荷組合は、種子の自家採種に始まり、苗作り、収穫時期の管理など我が子の様に手間をかけて大切に育てることで、日々品質の向上に努めています。

丸三出荷組合では、高級食材として主に京都や首都圏の市場へ出荷しており、料亭などからも高い評価を得ています。奈良県中央卸売市場へも出荷しており、最盛期の5~7月には県内のスーパー等で購入することができます。また、身近な食材として学校給食への提供やイベントでの試食・販売を行うなど、ひとりでも多くの消費者の方々に美味しさを知ってもらえればと、普及活動に取り組んでいます。

 


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   紫黒色で光沢のある「大和丸なす」

   (平成29年5月撮影)


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    「大和丸なす」の花

   (平成29年5月撮影)


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    自家採取した「大和丸なす」の種

  (平成28年11月撮影)


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   種を床まきする様子

   (平成28年11月撮影)


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   は種から約40日で接ぎ木ができるまでに成長します

   (平成29年1月撮影)

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   接ぎ木をするため、茎をくさび形にカットします

   (平成29年1月撮影)

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   良い苗を作るため、

   病気に強い台木にカットした穂木(大和丸なすの苗)を接ぐ様子

   1週間から10日で活着します

   (平成29年1月撮影)

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   活着後、大きなポットに植え替えて丈夫な苗に育てます

   (画像:JAならけん提供)

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   植付け作業の様子

   ハウス栽培では、

   1月に接ぎ木した苗を2月~3月にほ場に植えつけます

   (平成29年3月撮影)

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   定植時には、すでに小さなつぼみを付けた苗もあります

   「大和丸なす」特有の鋭いトゲもあります

   (平成29年3月撮影)

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   定植後のほ場の様子

   (平成29年3月撮影)

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   定植1ヶ月後のほ場の様子

   この時期に丈夫で健康な株を作っていきます

   余分な葉を取り除いたり、枝の剪定をするなど、

   農家毎に受け継がれた栽培技術があるそうです

   (平成29年4月撮影)

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   定植してから約1ヶ月、収穫を待つ「大和丸なす」

   (出荷まであと2~3日)

   実の状態をみて、水の管理、摘花などを行います

   (平成29年4月撮影)

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   5月のほ場の様子

   (平成29年5月撮影) 

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   収穫した大和丸なす
 
   (平成29年5月撮影)

 

「大和野菜」
奈良県では、県の特産品として、奈良県をアピールできる「大和の伝統野菜」「大和のこだわり野菜」を認定しています。
「大和丸なす」は「大和の伝統野菜」として平成20年に認定されました。

「大和の伝統野菜」
戦前から奈良県内で生産が確認されている品目で、地域の歴史・文化を受け継いだ独特の栽培方法により、「味・香り・形態・来歴」などに特徴を持つものを奈良県が「大和の伝統野菜」として認定しています。

奈良県ホームページ「大和野菜」
http://www.pref.nara.jp/dd.aspx?menuid=2767