農場を舞台に、人と自然が調和する農業を実践(女性の活躍) ~自分のめざす農業のカタチに向けて~
-百菜農園廣部里美さん(近江八幡市)-
廣部里美さんは福井県出身。就職を機に近江八幡市に移住し、「農のある暮らし」を提案しているNPO法人百菜劇場に出会います。法人の運営に携わり営農活動を行ううちに、自らが農業者となり北之庄の農業・農地を守ることを決意。
そして、2014年、独立就農し、「百菜農園」と名付けた農地を舞台に、環境保全型農業を実践しています。
キラリ☆とした発想力でオリジナリティあふれる取り組みをされている廣部さん。今後ますますのご活躍が期待されています。
廣部里美 さん
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百菜農園は、こんなところ
約2ヘクタールの百菜農園では米(約1.5ヘクタール)を中心に、赤だいこん、にんじん、れんこんを栽培。廣部さんのこだわりとして、農薬や化学肥料を使っていません。 米はオンラインショップで販売、赤だいこんとにんじんは、ベビーフードを製造する会社へ販売しています。
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れんこん畑と、掘り出されたれんこん
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発想の転換!田んぼを「れんこん畑」へ
水の抜けがよくない田んぼを、れんこん畑に転換。 大変な収穫作業を「れんこん掘り体験」として、お客さんに収穫してもらいます。 発想の転換により、10月から3月のシーズン中には多くの人が体験に訪れる人気プログラムです。
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2018年度総会にて (最前列左から3人目が廣部さん)
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農業女子仲間との活動
滋賀県内には様々な女性農業者グループがあり、「しが農業女子100人プロジェクト」もその一つで、廣部さんは2018年度代表。 農業女子仲間を増やすため、グループの活動紹介や、メンバーの農産物等の販売促進、スキルアップのための活動などを行っています。
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廣部さんの舞台、百菜農園
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夢の実現に向けて
就農にあたり立てた事業計画では、 “3名で10ヘクタールの農地を耕作する “ことを最終的な目標としました。 今は栽培技術を磨いたり、一緒に働いてもらう仲間を探したりしている段階。自分にあったカタチを模索しながら、目標に向けて一歩ずつ進んでいます!
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オンラインショップの人気商品、生まれた赤ちゃんの体重と同じ重さの米を詰めた「体重米」。 可愛らしいパッケージもこだわりです。
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6次産業化にも取り組み、米粉パンケーキミックスやおかず味噌などの加工品も販売。
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百菜農園(NPO法人 百菜劇場):http://100seeds.net/
お問合せ先
滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261