小谷真一さん
早生みかん
満開の梅を前に小谷さん
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日本一の完熟みかんの産地を目指して (田辺市稲成町 小谷真一さん)
農業経営の概要
大学(農学部)卒業を機に両親の農園を継ぎました。就農から25年、梅360a、みかん160a(極早生70a、早生90a)を栽培しています。 梅は、すべて白干し梅に加工して出荷し、早生みかんは完熟まで待って糖度を上げる木熟みかんとして出荷しています。
課題
木熟みかんは通常開花後約170日で収穫するものを、200日以上樹にならせ熟成期間を長くし、さらに、実の水分を制限して糖度の高いみかんに仕上げます。園全体にマルチ被覆をして植物に重要な水を制限する大変難しい栽培方法で、これに耐える強い樹にするためチッ素分の葉面散布や、有機質の投入等の土作りに取り組んでいます。 なお、JA紀南では糖度12度以上を「木熟みかん」として出荷しています。
将来に向けて
木熟みかんがブランドとして浸透し、市場評価も上がってきました。30~40代の世代が熱心に取組んでおり、力を合わせ、日本一の完熟みかんの産地を目指しています。
和歌山県拠点から一言
小谷さんは、田辺市かんきつ振興協議会長、JA紀南みかん部会長などを歴任され、地域の農業者のリーダーとして活躍されています。
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お問合せ先
和歌山県拠点
電話:073-436-3831
FAX:073-436-0914