南方一誠さん
だいこん畑
収穫直後のだいこん(徳誉)
地下水を利用したスプリンクラーが全ほ場に設置されています。
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今年も品質良好「布引だいこん」 (和歌山市 布引 南方一誠さん)
<農業経営の概要>
昭和60年大学卒業と同時に親元就農しました。 現在は、私達夫婦と息子の3人の家族経営で、繁忙期にはパート1名を雇用しています。 55アールの畑(露地)で、だいこんとにんじんの二毛作、40アールの畑(施設)で、しょうが、ほうれんそう、しゅんぎくの三毛作をしています。
<布引だいこんについて>
和歌山市布引地区を中心に栽培される青首だいこんは「布引(ぬのひき)だいこん」の名で知られています。 当地域は水はけの良い砂地地帯で、だいこんはまっすぐ伸び、太く、甘く柔らかいのが特徴です。 本年産は相次いだ台風の影響で生育が遅れたため、やや小ぶりでしたが、例年以上に品質の良いだいこんに育ちました。 我が家の出荷は、12月下旬に始まり3月上旬まで続きます。
<地域の課題について>
当地域は野菜の栽培適地で、野菜作のみで経営が成り立つ恵まれた地域です。 この産地を守り育てていくためには、高品質な付加価値の高い野菜をつくる事が重要であり、栽培技術の指導等に主眼をおいた後継者育成が必要と考えています。
<和歌山県拠点から>
取材当日、台風で冠水したほ場を案内下さった際には、畑を見つめ「一時はもう駄目だと思ったが、良くここまで回復してくれた」と目を細められていました。 南方さんは、現在、JAわかやま南ブロック大根協議会の会長であり、地域の取りまとめ役として活躍されています(JAわかやま南ブロック大根協議会:54戸約40ヘクタール)。
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お問合せ先
近畿農政局和歌山県拠点
〒640-8143 和歌山市二番丁3 和歌山地方合同庁舎5階
電話:073-436-3831