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近畿農政局

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和歌山平野の自然


和歌山平野の自然の特徴について解説しています。

1.位置

和歌山平野地区は、和歌山県北部に位置しており、北側を和泉山脈、南側を紀伊山地に挟まれ、中央を紀伊水道に注ぐ紀の川の両岸に広がっています。
紀の川は我が国でも有数の多雨地帯である大台ヶ原を水源とし、また台風の上陸頻度が高い地域であるために、たびたび大洪水に見舞われる河川であり、一方日照りの時には水が少ないため、河況係数(河川の流量観測点において観測された年間最大流量の同最小流量に対する比)が大きく、河川からの取水が困難な河川です。

2.気候

本地区は、瀬戸内式気候に属し年間の平均気温が17度と1年を通して温暖で、晴れの日が多く、平均年間降水量が1,385mmと少雨であるという特徴を有しています。このため、古来よりため池を利用した農業が展開されてきました。和歌山県には5,236個のため池があり(平成26年3月現在)、全国10位となっています。

3.景観

本地区では、自然と調和した農業の営みにより、美しい景観が見られます。

春の景観〔紀の川市:4月〕

春、樹園地ではももの花が開花し、沿道などから美しい景観が見られます。

夏の景観〔紀の川市:8月〕

夏、水田は一面緑に覆われ、周辺の林、集落、山並みとともにのどかな農村景観が見られます。

秋の景観〔岩出市:9月〕

秋、水稲の収穫作業は、豊かな実りと収穫の喜びを表し、代表的な田園風景となっています。


冬の景観〔和歌山市:12月〕

冬、キャベツ、はくさいの裏作が随所でみられ、有効な土地利用によって冬でも緑の景観が保たれています。

お問合せ先

和歌山平野農地防災事業所

〒640-0413
和歌山県紀の川市貴志川町神戸327-1
TEL:(0736)65-3360