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九州バイオマスタウンサミット

~バイオマス資源の戦略的・総合的な利活用促進を目指して~九州バイオマスタウンサミットを開催

はじめにサミット会場の様子

地球温暖化の防止や循環型社会の形成等を図るためには、バイオマスタウン構想の一層の推進を図ることが必要です。バイオマスタウンの目標は、2010年に全国で500市町村とされているが、2005年9月現在24市町村、九州では5市町村と、その取組みはまだまだ遅れています。
このような背景のもと、九州農政局においては、関係省庁の出先機関・県等が協力して設立した「九州地域バイオマス関係機関連絡会議」の活動の一つとして、「九州バイオマスタウンサミット」を開催しました。
このサミットは、「バイオマス資源の戦略的・総合的な利活用促進を目指して」をテーマに、九州でこれまでに公表された構想の事例発表や、構想策定の意義について討論を行うことにより、バイオマスタウン構想の普及啓発を行い、他の多くの市町村の構想策定の契機となることを目的に開催しました。台風14号の通過直後だったにもかかわらず、県・市町村をはじめ研究機関、大学、企業、国等から定員を大幅に超える200名の方々に参加いただき盛会となりました。
以下、概要等について紹介します。
タウンサミットの概要

本サミットは、去る9月8日、福岡市にある福岡国際センターにおいて、九州地域バイオマス関係機関連絡会議、社団法人日本有機資源協会(JORA)及びNPO法人九州バイオマスフォーラム(KBF)の共催で行われました。
基調講演(安田課長補佐)
プログラム等、内容については以下のとおりです。

●第一部基調講演

農林水産省大臣官房 環境政策課 資源循環室安田課長補佐から「バイオマスタウン構想の実現に向けて」-バイオマスタウンになると、町が変わる!-のテーマで講演がありました。




●第二部事例発表・パネルディスカッション

(1)事例発表の部では、九州でこれまで公表された5市町村のうち4市町村(福岡県大木町・境氏、熊本県南阿蘇村・安達氏、長崎県西海市・坂本氏、大分県日田市・永瀬氏)から構想の概要を発表していただきました。
今後、構想を策定する市町村の参考としていただくため、それぞれ特色を生かした構想・アイデアを紹介していただきました。
コメンテーターとパネリストの方々
(2)パネルディスカッションの部では、「バイオマスタウンの現状と課題について」をテーマとして、コーディネーターにNPO法人九州バイオマスフォーラムの吉田理事長、コメンテーターに熊本大学 工学部 木田教授、パネリストには事例発表をしていただいた方々を配してパネルディスカッションを行いました。
まず、パネリストの方々からそれぞれが取組んでいるタウン構想について、そのメリット、取組の課題に対しての解決策などについて発言があり、続いて、会場の方々との意見交換等を行いました。メリットとして「構想策定が町づくりの大きな武器になったこと」、「構想策定より、住民が環境やバイオマスに対して関心をもってきたこと」など、また、解決策については、「循環型社会の構築のためには、住民との協働が必要であること」、「住民、行政、研究者等が自由に交流できる場・システムが必要であることコーディネーターの吉田理事長」などの話がありました。会場からは、「バイオマスに関しては、まだまだ認知度が低く、末端まで浸透していないこと」、「還づくり交付金の適用対象の拡大が必要なこと」などの意見が出され、活発な議論が繰り広げられました。

コメンテーターからは、「情報収集をし、何が課題かを把握し、多くの者が集まって何でも相談し、まずはタウン構想を作ってみることが大事」との話がありました。
最後に事務局から、バイオマスタウンについての情報交換を行うネットワークの設立についての提案をし、盛会のうちに終了しました。
むすび

畜産業や食品製造業が盛んな九州は、バイオマスの賦存量が多いため、その利活用には大きな期待と可能性を秘めています。
各地域において、資源としてのバイオマスを把握し、有効に利活用できれば地球温暖化の防止、循環型社会の形成、地域の活性化等にもつながり大きな意義があります。
こうしたことから九州においては、バイオマス利活用の早急な取組みが期待されています。
このようななか、九州農政局では、関係者間の情報の共有と連携の強化、バイオマスに対する理解の醸成等、バイオマスの利活用推進を図るための普及・啓発に努めるとともに、構想の策定・実現に向けて、できる限りの支援を行うこととしています。

九州バイオマスタウンサミットアンケート結果
(問1)記入者の所属についてお聞かせください。(図1)
図1
アンケートにご協力いただいた方々の所属は、自治体が35%、企業が30%、国の機関が24%、その他(大学・研究機関、NPO等)が11%となっています。
(問2)九州バイオマスタウンサミットを何で知りましたか?(図2)
図2
「九州バイオマスタウンサミットの開催を何で知ったか」の問いに対しては、「案内のチラシ」が42%と最も高く、次に「その他」(会議、社内案内等)が35%、「知人から聞いた」が12%、「ホームページ」が6%の順となっています。
(問3)今回のサミットの内容について理解できましたか?(図3)
図3
「今回のサミットの内容について理解できたか」の問いに対して、「理解できた」41%、「まあまあ理解できた」58%、「よく分からなかった」が1%と、回答いただいたほとんどの人が理解できたと答えています。
(問4)今回のサミットは、今後の皆様の取組み等にどの程度参考になりましたか?(図4)
図4
「今回のサミットは、今後の取組み等にどの程度参考になったか」の問いに対して、「大いに参考になった」が39%、「多少参考になった」が54%、「あまり参考にならなかった」が1%と、回答いただいたほとんどの人が参考になったと答えています。
(問5)今回のサミットの全体的な感想はどうでしたか?(図5)
図5
「今回のサミットの全体的な感想はどうだったか」の問いに対して 、「大変良かった」が24 % 、「良かった」が72 %と全体的に「良かった」と回答した人が全体の96%にのぼり、概ね高い評価をいただきました。
(問6)今回のサミットの内容について、特に関心があった、また参考になったものはどれですか?(図6)
図6
「今回のサミットの内容について 、特に関心があった 、また参考になったものはどれか」の問いに対しては 、もっとも関心の高かったものが 「日田市の事例発表 」の30% 、次に「大木町の事例発表」の23% 、基調講演の18%の順となっています。
(問7)同様の機会があったら、また参加したいですか?(図7)
図7
「同様の機会があったら、また参加したいですか」の問いに対しては、「ぜひ参加したい」が28%、「内容により参加したい」が72%と、回答者全員が参加の意思をもっていますが、今後においては、さらに内容を充実させることが求められています。
(問8)あなたのお住まいの地域内で、バイオマス資源として利活用が可能と考えられるものはどれですか?(図8)
図8
「あなたのお住まいの地域内で、バイオマス資源として利活用が可能と考えられるものはどれか」の問いに対しては、最も高かったのが「都市系」(下水・し尿・食品残さ・廃食油・生ゴミ等)の36%、次に「農産系」の22%、「林産系」15%、「畜産系」14%の順となっています。
(問9)バイオマス処理技術に関して、今後どのような分野が伸びると思われますか?
〔(図9月1日(資源利用分野)、9月2日(エネルギー利用分野)〕
図9-1(資源利用分野)
「バイオマス処理技術に関して、今後どのような分野が伸びると思うか」の問いに対しては、資源利用分野(図9月1日)では,「バイオマスプラスチックと肥料化」が33%と最も高く 、次に「木質系素材」が16%、「飼料化」が10%の順となっています。エネルギー利用分野(図9月2日)では、「生物化学的変換」(メタン発酵、エタノール発酵)が37%と最も高く 、次に「熱化学的変換」(ガス化 、液化 、炭化 、エステル化)が35%、「燃焼」(直接燃焼、固形燃焼化)が28%となっています。







9-2(エネルギー利用分野)
(問10)バイオマス利活用の意義を広く理解してもらうためには、何が必要と思われますか?
図10
「バイオマス利活用の意義を広く理解してもらうためには、何が必要と思うか」の問いに対しては、「マスメディアによる宣伝」が49%と最も高く、次に「セミナー、説明会等」が28%、「環境教材の充実」が19%、「その他」が4%となっています。
(問11)バイオマス資源の利活用に当たって、問題点として考えられるのは何ですか?
図11
「バイオマス資源の利活用に当たって、問題点として考えられるのは何か」の問いに対しては、「地域住民の理解、運営コスト」が共に16%と最も高く、次に「バイオマスの収集・運搬」、「設備コスト」が共に13%、「分別・前処理」が10%、「法令上の制約」が9%の順となっています。
(問12)今後、バイオマス利活用推進の取組として、何を希望されますか?
図12
「今後、バイオマス利活用推進の取組として、何を希望するか」の問いに対しては、「セミナー、説明会の開催」が15%と最も高く、次に「見学会の開催」が13%、「実施事例集の発刊」、「導入に向けた手引き書の作成」、「情報提供」及び「人材育成のための研修」が共に12%、「関係機関との交流の機会の提供」が8%の順となっています。

お問い合わせ先

経営・事業支援部事業戦略課
担当者:バイオマス事業係
代表:096-211-9111(内線4389)
ダイヤルイン:096-211-9345
FAX:096-211-9825

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