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九州農政局

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用語の解説(参考)


     た  な      や    わ  ABC

汚泥

生活や産業に伴って排出される排水の処理後に残る泥状のもので、排水に含まれる栄養分で繁殖した微生物などが集まったもの。

温室効果ガス

赤外線を吸収するガスで、地表面からの熱を吸収し、温度を上昇させる効果があるガスのこと。二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、対流圏オゾン、クロロフルオロカーボンの5つの物質が代表的である。

カーボンニュートラル

二酸化炭素の増減に影響を与えない性質のこと。植物の燃焼によって発生する二酸化炭素は、成長の過程で光合成により大気中から吸収したものであるため、ライフサイクルでみると大気中の二酸化炭素を増加することにはならないと言われている。

γ-アミノ酪酸

哺乳類の神経伝達物質としての機能を有するアミノ酸の一種であり、ギャバ(GABA )と略称される。脳の血流を改善し、脳代謝を活性化する働きがあることから、脳卒中や頭部外傷後遺症による頭痛、耳鳴り、意欲底下などの治療薬として既に用いられている。また、長期記憶(学習能力)の増強や血圧降下作用に加え、最近ではアルツハイマーの予防改善効果も報告されている。

キトサン

甲殻類などに多く含有されるキチンを加水分解して得られる多糖類。分解の方法・程度などにより様々な性状を持つものが生成される。コレステロール吸収抑制効果や抗菌性など多くの機能を持ち、抗菌繊維用原料として広く利用されていることに加え、医薬品・健康食品原料などとしても期待されている。

建設発生木材

土木工事等の建設現場や住宅等の建築現場から発生する木質バイオマスで、着工時の廃材と解体時の廃材が含まれる。

コ・ジェネレーション

発電を行う際に、エンジンなどの冷却熱や排気熱も給湯や暖房等の熱エネルギーとして利用する、発電供給システムのことをいう。発電のみのエネルギー効率は30~40%程度であるが、冷却熱と排気熱も利用することにより総合効率は70~80%まで上昇する。バイオマス燃料の場合は、メタンガスや熱分解ガスをガスエンジンや軽油併用のディーゼルエンジンの燃料として使用する。ガスタービンエンジンや燃料電池を用いる場合もある。

黒液

パルプ生産段階で木材チップから回収できるリグニンを主に含んだ廃液のこと。

再生可能エネルギー

有限で、いずれ枯渇が予想される石油などの化石燃料と異なり、自然現象の中で得られるエネルギーのことを言い、バイオマスエネルギーの他には、太陽、風力、水力、波力などがある。

生分解性プラスチック

自然状態では従来のプラスチックと同等の機能を有し、使用後廃棄された時は自然環境中で微生物に分解され、最終的には水と二酸化炭素になるプラスチックの総称。

セルロース

高等植物の細胞壁の主要構成成分で、毎年全世界で数百億トンが光合成されている。木材から生産されるパルプや綿花からの木綿は、セルロースの代表的な利用例である。木材の約50 %を占めるセルロースはグルコースが重合したものであり、酵素等で分解すればグルコースが得られ、これを発酵することによりエタノールが製造できる。

製材工場等残材

製材工場、合板工場、プレカット工場等からの副産物である、樹皮、のこ屑、おが屑といった資源をさす。

バイオディーゼル燃料(BDF)

植物油のような天然の再生産可能な原料から作られ、かつ、環境面においてクリーンなディーゼル燃料。地球温暖化防止に役立つとともに、石油ベースのディーゼル燃料用エンジンで、その仕様を変更することなく使用できる。

バイオプロダクツ

生物素材由来の製品。

バイオマス・リフ ァイナリー

化学反応や生化学反応によってバイオマスを段階的に製品やエネルギーに変換することであり、バイオマスを最大限、かつ、合理的に利用することが可能となる。

バイオマス資源

農林水産資源、有機性産業廃棄物等の動植物由来の有機性資源。近年注目されているエネルギー源として利用されるものには、本文で紹介している家畜排せつ物をはじめ、間伐材等廃棄物・副産物系のほか、海外では内燃機関の燃料用に栽培されるなたねやさとうきび等もある。同資源の分府は局地的でなく、再生利用や再生産が可能という長所を有する反面、エネルギー効率の低さや収集・輸送のためのコストが高いなどの課題もあり、普及のための一層の研究開発が必要である。

バイオマス情報ヘッドクオーター

バイオマスに関連する正確で多種多様な情報を蓄積、整理し、わかりやすく提供することができるシステム。

バガス

サトウキビから甘汁を搾ったあとのかす。

賦存量

供給可能量。

β-アミラーゼ

澱粉を分解して糖(マルトース)を造る酵素。この酵素を添加したパンではフカフカ感、ウイロウ等では弾力性を長時間保つことができる。

ポリ乳酸

とうもろこしやかんしょなどから抽出されるでんぷんを発酵させて得られた乳酸を重合したもので、生分解性プラスチックの一つ。

メタン発酵

空気(酸素)に触れない状態で活動する微生物(嫌気性細菌)の働きで、有機物を分解し、メタンに変換する一連のプロセス。得られたメタンガスは無色無臭の気体で、燃料合成原料等として用いられる。

林地残材

樹木の伐採ならびに造材の過程で発生した枝、葉、梢、端材に加え、木材としての市場価値の無い低質材といった資源に、未利用間伐材や被害木を加えたものをいう。

ロンドン条約

正式名称は、「1972年の廃棄物その他の物の投棄による海洋汚染の防止に関する条約」で、1975年8月に発行している。1996年11月には、規制内容の強化を目的として、「96年議定書」が採択されているが、現段階ではまだ発行していない。

リグニン

植物体を構成する多糖類の一つで、木材中にはセルロース、ヘミセルロースと並んで多く含まれ、その含有量は20~30 %程度である。パルプ工場から大量のリグニンが排出されているが、そのほとんどは燃料として利用されている。

ABC

DHA

カツオやマグロなどの眼窩に特に多く含まれる高度不飽和脂肪酸であり、体内で生成できないことから必須脂肪酸とも呼ばれている。コレステロール低下や血栓防止の効果に加え、近年は学習能力の向上機能で注目を浴びている。さらに、最近では視覚改善、がん抑制作用など多様な機能が確認されている。

EPA

DHA と同様に高度不飽和脂肪酸の一つであり、コレステロール低下や血栓防止効果が知られている。植物プランクトンやイワシ、サバ、サンマなどの魚に多く含まれている。

ISO14001

環境管理に関する労働安全衛生の規格審査登録の国際認証登録番号。

ISO9001

品質管理に関する労働安全衛生の規格審査登録の国際認証登録番号。

RDF(Refuse Derived Fuel)

可燃性廃棄物(ごみ等)を破砕、圧縮成形することにより作られる固形燃料。

お問合せ先

経営・事業支援部食品企業課

担当者:バイオマス事業係
代表:096-211-9111(内線4433)