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筑後川下流白石平野農業水利事業所

地域の情勢

 本地区は、佐賀県の南西部に位置し、有明海に面した自然の干陸と、干拓により形成された海抜0〜5mの低平地で、杵島郡4町にまたがる 約7,500haの耕地で構成された全国有数の水田農業地帯です。
 本地区には、中心部を一級河川の六角川が流れていますが、その大部分が感潮河川(潮の満ち引き「干潮・満潮」により塩水が逆上する河川)のため、農業用水の水源としての利用が難しい状況です。
 このため、農業用水を、ため池の貯留水や地区内の小河川より取水してきましたが、広大な農地を十分に潤すまでには至らず、水不足地帯と なってます。
 この水不足を補う対策として地下水利用を行っていますが、地下水の過剰取水により地域一体で地盤沈下が進行しています。

地盤沈下の状況(遠景)
地盤沈下の状況(遠景)
地盤沈下の状況(近景)
地盤沈下の状況(近景)

営農的特徴

水稲
水稲

(1)営農状況
 水稲を中心に麦・タマネギ、大豆、れんこん等の栽培を行っています。
(2)耕地利用率(平成15年度)
 本地区 : 163% (佐賀県:132%、全国:94%)
 県内でも高い耕地利用率を誇ってます。
(3)地域の特産品  ・たまねぎ(作付け面積において佐賀県は全国2位であり、本地区は県内の約70%を占めます)
 ・れんこん(作付け面積において佐賀県は全国4位であり、本地区は県内の約90%を占めます)
 ・大豆(作付け面積において佐賀県は全国5位であります)

麦
たまねぎ
たまねぎ
大豆
大豆
れんこん
れんこん

事業の概要

管の布設状況
管の布設状況

 農業用水の安定取水を図るため、特定多目的ダムである嘉瀬川ダム(国交省建設中)にて農業用水を確保して、本事業で建設する管水路(パイプライン)にて供給し、地下水依存からの脱却を図り、地盤沈下の防止に寄与するものであります。
 (1)受益面積:7,209ha (水田6,693ha、畑516ha)
 (2)総事業費:366億円(平成17年度時点)
 (3)工期:平成12年度〜平成23年度
 (4)主要工事計画

図

環境への配慮

 (1)周辺景観との調和及び景観保全のための緑化
  揚水機場の外壁を周辺環境と調和した配色とするとともに、敷地内に植樹し緑化を行うなど景観保全を図ることとしている。
 (2)水質汚濁防止
  工事での掘削により発生した濁水は、濁水処理施設にて処理を行い、クリークへ放流しています。
  ・pH:6〜7.5以下
  ・濁度(SS値):100mg/リットル以下

白石平野揚水機場(完成予想図)
白石平野揚水機場(完成予想図)
濁水処理施設
濁水処理施設

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