NPO法人 安心院町グリーンツーリズム研究会
始まり~現在に至るまで
グリーンツーリズム発祥の地
グリーンツーリズムの本場であるヨーロッパを目標として始めた安心院町グリーンツーリズム研究会は1996年に発足し、「農村民泊」に全国で初めて取り組み、都市と農村が交流するグリーンツーリズムの先駆けとして注目を集めてきました。
町内で開催される恒例イベントの「ワイン祭り」に来たお客様に、B&B(朝食とベッド)を提供し始めたことが、「会員制農泊」のはじまりとされます。
しかし、来客数が増加するにつれ、行政側で「旅館業法、食品衛生法に抵触するのではないか」という問題が浮上してきました。 そして、大分県により平成14年3月28日「グリーンツーリズムにおける農家等民宿に係る旅館業法及び食品衛生法上の取扱について」が発出されました。いわゆるグリーンツーリズム通知です。
小さな町が県を動かし、さらに翌年には国の旅館業法施行規則にも盛り込まれるようになりました。
農村民泊で11,000人に感動体験を提供
教育旅行団体を中心に60軒の農家民宿で年間延べ11,000名を受入。1日1組を原則として、子ども達には農作業や料理づくりなどを通じて農村のあるがままの暮らし体験や農家との心と心の交流など忘れられない思い出を作る貴重な体験となっており、数多くのお礼の手紙も寄せられています。
また、平成27年には台湾から700人を超える社員旅行を受け入れるなど近年は海外からの農泊客が増加。
このほかには、立ち上げ当初から実施している「GT欧州研修」は来年で16回目を迎えています。
また、「GT実践大学」は年間5回、2日間に渡るGT実践者向けの勉強会は12年目を迎えています。
平成28年には、持続的なGTの活動拠点として「新拠点研修事務所」を自己資金で建設し、当研究会の事務所としての機能のほか、国内外から訪れる視察団体の研修会場としても活用しています。
注)GT・・・グリーンツーリズム
一度泊まれば遠い親戚、十回泊まれば本当の親戚
親戚カードを配付し、一回泊まる毎に印鑑を押してもらい、十回泊まれば「親戚の証」が授与されており、これまでに100人以上が本当の親戚となっています。
また、教育旅行として十年連続で訪れた中学校・高校など6校に対しても「親戚の証」を授与しています。
農家の所得向上と地域活性化
60軒の年間売上は平均で120万円に達するなど所得向上につながっているほか、地域の農産物直売所等への地域経済波及効果も大きいものとなっています。
ディスカバー農山漁村(むら)の宝(第3回)選定
「ディスカバー農山漁村の宝」は、「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現のため、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより地域の活性化、所得向上に取り組んでいる優良な事例を選定するものです。平成28年12月2日、総理大臣官邸において「ディスカバー農山漁村の宝」(第3回選定)交流会が開催され、安倍総理も出席された交流会の様子が首相官邸HPにて紹介されました。
このほかの主な受賞歴
添付資料
NPO法人安心院町グリーンツーリズム研究会(PDF : 336KB)問い合わせ先
- 名称:NPO法人安心院町グリーンツーリズム研究会
- 住所:大分県宇佐市安心院町下毛1195-1
- 電話:0978-44-1158
- FAX:0978-44-0353
- URL:http://www.ajimu-gt.jp/