農事組合法人 「はなどう」
集落営農と農事組合法人の設立で、地域全体が活性化
花堂地区(宮崎県高原町)では、高齢化や担い手不足が深刻化し、耕作放棄地の増加も懸念されるなか、将来を見据えた地域農業を確立するため、平成17年5月、花堂区集落営農組合を設立しました。その後、営農組合への期待は、作業委託から農地の委託へシフトしていくことが予想されたことや、新たな事業展開の必要性から平成20年4月、農事組合法人 「はなどう」を設立しました。同法人は、農地の利用権設定や6次産業化等を行う実践組織と位置づけられ、営農組合と連携しながら農産物の生産、農作業の受託、直売所「杜の穂倉」の運営などに取組んでいます。両組織の設立により、地域住民に活躍の場が広がったことで、地域全体が活性化し、特に高齢生産者の生産意欲の向上とともに都市住民との交流や伝統行事の継承等につながっています。
これらの取組が評価され、平成26年6月に「ディスカバー農山漁村の宝」の優良事例に選定されたほか、平成28年度には「豊かなむらづくり全国表彰事業 」において農林水産大臣賞を受賞しました。
花同地区の風景 | 伝統芸能「棒踊り」 | 集落営農活動の様子 |
6次産業化の取組でオンリーワンな商品づくり
同法人が運営する直売所「杜の穂倉」では、地元農産物をはじめ、集落営農組合で生産した米・麦などの原料を県内企業との6次産業化の取組みにより商品開発した麺類、ビール、焼酎、日本酒、お酢など20種類以上のオリジナル商品を販売し、県内外から注目が集まっています。今後は、さらに多くの来場者が中継地ではなく目的地として「杜の穂倉」を訪ねてくれるように、ストーリー性のある新たな商品作りを目指しています。
農産物直売所「杜の穂倉」 | 直売所のオリジナル商品 |
「女性の力」が地域活性化に貢献
女性組合員グループ「乙女会」は、同法人の下部組織に属し、女性目線を活かした商品の企画開発をはじめ、地元食材を使った郷土料理を伝える活動や敬老会への参加など、多様なイベントに積極的に参画し、地域おこしの中心的な役割を担なっています。郷土料理の勉強会の様子 | 敬老の日に踊りを披露 |
イベント情報
同法人では、地元及び県内外の消費者を招いて、田植え、稲刈り、麦踏み、もちつき、うどん作りなど毎年各種の食農体験活動を開催し、「食」と「農」への理解を深めてもらう活動を実施しています。同法人が主催するイベントについては、下記のホームページ及び問い合わせ先へご確認ください。
URL:http://www.morinohokura.or.jp/
田植え体験の様子 | 麦踏体験の様子 |
添付資料
農事組合法人「はなどう」(PDF : 322KB)問い合わせ先
名称:農事組合法人「はなどう」住所:宮崎県西諸県郡高原町大字蒲牟田788-2
電話: 0984-42-1839
FAX: 0984-42-1840
URL:http://www.morinohokura.or.jp/
お問合せ先
企画調整室担当者:松田、木場
代表:096-211-9111(内線4117、4124)
ダイヤルイン:096-300-6012
FAX:096-211-8707