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中・長期開門調査の取扱いについて


中・長期開門調査の取扱いに関する判断(平成16年5月11日)


平成16年5月に、中・長期開門調査に代わる新たな取組みを進めていくとの判断を行いました。

【判断の骨子】
中・長期開門調査の実施により、どのような成果が期待でき、どのような影響が生じ、それに対してどのような対策が必要となるかを検討してきました。
排水門を開けることによって被害が生ずることがないようにしつつ調査を行う必要があり、そのためには長い歳月を要するが、それでも成果については必ずしも明らかでないとの結論に至りました。
また、被害の防止対策を講じたとしても、有明海のノリ漁を含めた漁業環境に被害を及ぼす可能性があります。
このため、農林水産省の判断としては、中・長期開門調査を実施するのではなく、これに代わる新たに講じる方策として
1. 有明海の環境変化の仕組みの更なる解明のための調査
2. 有明海の環境改善を効果的に進めるための現地での対策の実証
3. 調整池からの排水の抜本的な改善
を進めていくこととしました。
これらの取り組みが、漁業者の方々の思いをできるだけ受けたものになるよう、漁業者の方々と有明海再生の道筋などについて具体的な話し合いを行い、今後の取り組みに反映させて参りたい。

>> 有明海の漁業関係者の皆様へ(平成16年5月11日)


常時開門した場合の海水の流入・排水量と濁りの発生


潮汐の変化により、毎日2回、平均6,000万トンの海水が調整池に流入し、排水されます。これに伴い、排水門周辺でガタ土を巻き上げるような早い流れが発生し、諫早湾外にまで濁りが広がります。

調整池からの実績排水量と
常時開門した場合の排水量の比較
  排水門の常時開放によりガタ土が
有明海に広がる様子(開門30日後)
 
調整池内の大量のガタ土が混ざった水が排水門の外側のガタ土をえぐりながら流出し、諫早湾外にまで広がります。
過去最大実績排水量:6千8百万m3/日(平成9年7月10日)
大潮時の予測排水量:1億6千~1億8千万m3/日
(常時開門した場合)
   


開門調査の準備から結果を得るまでに要する時間


排水門を開けることによって被害が生ずることがないようにしつつ、調査の結論を出す必要がありますが、これには相当長い歳月をかけることになります。

環境影響評価(最低3年)
開門調査に当たって環境に及ぼす影響を予測し、対策の検討を行います。
 
対策工事(最低3年)
排水門周辺でガタ土を巻き上げないための対策、背後地の排水対策等を行います。
 
観測・現地調査(最低3年)
排水門を開門し、流動、水質、底質、干潟の水質浄化機能等について、観測します。
 
解析・とりまとめ(最低1年)
観測データ等の解析・評価を行います。


有明海の再生に向けての新たな取組

有明海の再生への道筋を明らかにするため、中・長期開門調査に代え、以下の取組を平成16年度から3年間を目途に集中的に実施。

有明海の再生に向けての新たな取組の図


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