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九州農政局

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環境配慮について

    日本の国土面積約3,800万ヘクタールのうち、田んぼは約260万ヘクタールヘクタール。この日本地図のうち、水色の部分か田んぼです。日本人の主食、米はここでつくられています。意外と小さい面積だな、と思われるでしょうか。ところが、田んぼに水を運ぶ道(用水路)と田んぼに入った水を川などに流す道(排水路)、これら主要な農業水路の延長は約4万キロにも及びます。この地図上に表れていない中小の農業水路を含むと約40万キロで、地球の約10周分の距離に相当するのです。日本には、農業水路かいわぱ私たちの体の動脈・静脈のように張り巡らされているといってよいでしょう。
    日本で米づくりがはじまったのは、二千数百年前。以来、日本人は命をつなぐ重要な食料である米をつくるためにつまり何千、何万という田んぼに水を運ぶために、これだけの水路をつくってきたのです。水路だけではありません。農業用のダム、水を引くための堰など田んぼの水を確保するための施設は約6,700力所、水がとぎれることかないようにつくられてきたため池は約21万力所もあります。
    今、これだけの規模で田んぼに水を配る、水をたたえるというしくみが米づくりの面からだけでなく、人々のくらし、景観や生き物などの視点から、日本の環境の重要な要素として見直されています。
    さあ、こんな視点で田んぼの四季をちょっと見てみませんか。

生きもの調査

生きもの調査

日本水土図

 

田んぼの水はどこへ行く

田んばに入った水のうち、約2割は地下にゆっくり浸透して地下水となり、約7割は排水路や河川に流れて再び農業用水や生活用水、工業用水として利用されます。このように、山や里に降った雨は、地面や地下を通って川に集まり、途中さまざまに利用されながら海に達します。そして海の水は蒸発してまた雨になる、というように水は循環しているのです。

田んぼは小さなダム

急峻な山が多い日本では、大雨が降ると海まで一気に水が流れてしまうのですが、田んぼはその水を受け止め洪水を防ぐことができます。田んぼの一枚一枚はダム役割を果たしているのです。また、田んぼを通ってゆっくりと流れる水は、微生物の働きによる有機物の分解や、地下浸透の過程における窒素の除去など、自然の作用によって浄化されるので下流で再利用がてきるのです。

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