2-1.新技術・新工法情報の提供 1~10
提供に関しての留意点
公表資料は、農業農村整備事業及び海岸保全事業で実施する工事の効率性、低コスト化及び環境配慮を高めることを目的した参考資料です。
公表内容は各応募者に基づく情報であり、当事務所ではその技術の評価、認定及び推奨は行いません。
また、公表資料である新技術新工法の使用に関しては、応募者によく確認のうえ、使用者の責任において使用されるようご了承願います。
番号 | 区分 キーワード |
新技術等の名称 | 新技術の概要 (HP掲載年月日) |
会社名 担当者 電話番号 HPアドレス |
1 | 5.その他 17.安全性向上 |
ダム堤体表面変位 自動観測システム 【DAMSYS】 様式1(PDF:292KB) 様式2(PDF:238KB) |
自動視準トータルステーションを制御して、斜面やダム堤体表面の構造物等の測点を自動で3次元計測する、変位計測システムです。 (平成26年4月23日掲載) |
計測ネットサービス株式会社 土屋 潤一 03-6807-6439 http://www.keisokunet.com |
2 | 5.その他 17.安全性向上 |
GNSSによる変位計測 様式1(PDF:298KB) 様式2(PDF:237KB) |
変位計測において、広範囲のエリアをカバーし、気象の影響を受けないことを開発の趣旨とする。 GNSS(全地球測位システム)により斜面等の変位を24時間リアルタイムで計測するシステムです。 (平成26年4月23日掲載) |
計測ネットサービス株式会社 土屋 潤一 03-6807-6439 http://www.keisokunet.com |
3 | 1.工法 12.長寿命化 15.補修工法 |
THS工法 様式1(PDF:258KB) 様式2(PDF:125KB) |
現在、昭和40~50年代に地すべり対策として設置されてきた、鋼製ライナープレート集水井は、設置後30年を超過し、腐食等による劣化が著しく、維持管理作業に支障となるものも多く見られる。その中でも集落に隣接するものに対しての維持管理作業は必須で、危険と隣り合わせで作業を行っているのが現実である。それに対し、この劣化した集水井を更生する有効な工法は存在せず、集水井が維持できなくなれば砕石などで埋め殺し、新たな集水井を設置するしかないのが現状である。これらを解決すべく、既存施設の長寿命化、維持管理作業の安全確保を目的とし、本工法を開発した。 既設集水井に対し、集水井本体を更生する為、一回り小さい「更生管(ポリエチレン製大口径管)」を挿入する。次に、集排水機能の保全として、専用ソケットにて既設集排水管との接続を行う。最後に、「更生管」背面に砕石もしくはモルタルにて裏込めを行い更生完了となる。裏込めを砕石にすることで、湧水の集水も可能となり、現状と同等以上の集水効果を発揮する。 (平成26年4月23日掲載) |
タキロンエンジニアリング株式会社 竹下 賢 03-6864-0330 http://www.takiron.co.jp/ |
4 | 18 その他 | 超多点注入工法 様式1(PDF:307KB) 様式2(PDF:212KB) |
薬液注入における一つの理想は、薬液を均等に土粒子間にしみ込ませる浸透注入の技術にある。少しずつゆっくりと注入することで球体に近い理想的な固結体が得られることは、過去の経験からもわかっているが、従来の方法では莫大な時間と手間がかかってしまい、施工効率の観点から理想的ではなかった。こうした欠点を解決するため、低吐出量のポンプを用いて同時に多数の箇所を注入可能にした技術が超多点注入工法である。 本工法は、注入負荷が小さく、地盤や周辺構造物の変位を最小限に抑制できるだけでなく、優れた浸透効果と工期短縮を実現させた理想的な浸透注入工法である。改良対象の地盤は砂質土や砂礫土であり、用途としては各構造物基礎地盤の液状化対策、岸壁・護岸背面砂地盤の吸い出し防止対策、恒久的な止水対策、地盤強化・支持力増強等である。 本工法は、構造物直下地盤の液状化対策など、地盤改良を必要とする場合に用いる薬液注入工法である。従来工法と比較して、低速・低圧で注入を行うため、周辺への影響が小さく、構造物直下の施工が可能である。1ポンプ当り吐出量は低速ながら、多点同時注入による急速施工が可能。 構造物・障害物の近傍であっても施工上の制約を受けないため、施設を供用しながらの施工が可能である。またコンパクトにユニット化された専用システムを用いるため、車上式による施工が可能であるなど、狭隘部での施工性に優れる。専用システムは全自動化されており、遠隔操作による無人化施工が可能。 (平成26年6月13日掲載) |
日本基礎技術(株) 岡田 和成 03-3476-5701 http://www.jafec.co.jp |
5 | 8 コスト縮減 10 施工作業効率 |
オープンピット工法 様式1(PDF:282KB) 様式2(PDF:209KB) |
従来工法(鋼矢板土留工法・建込簡易土留工法)で施工困難な、硬質地盤・狭隘な現場やコスト縮減・工期短縮・振動騒音の低減を図りたい-現場条件で使用することを目的に開発した。シールド機が自走できることからコンクリート二次製品メーカの制約なく、どのメーカの二次製品も使用できる。施工方法を簡略にしたことから施工会社の制約もなく誰でも使用できるように開発した。 従来工法に代わり、開削型シールド機が土留めとなって、掘削・シールド機の自走・基礎工・函渠布設・埋戻しを連続して行う土留工法。 (平成26年6月13日掲載) |
オープンピット工法協会 中村一弘 092‐513‐0031 https://sites.google.com/site /openpit1969shield/ |
6 | 8 コスト縮減 10 施工作業効率 |
オープンシールド工法 様式1(PDF:461KB) 様式2(PDF:213KB) |
家屋が近接した場所や狭い場所の河川・水路の改修、開削工法の鋼矢板が施工できない場所、交通量の多い道路下等の条件下で、工場製品の函渠やU型開渠を地中に埋設することを目的として開発。 オープンシールド機で土留めをしながら、函渠・開渠を地中に埋設する工法。家屋が近接した河川・水路改修や新設、鉄道等の重要構造物に近接した施工等、開削工法で施工困難な箇所で使用される。 (平成26年6月13日掲載) |
オープンシールド協会 竹川 廣明 042-574-1181 http://www.open-shield.com |
7 | 15 補修工法 12 施設の長寿命化 |
変性エポスプレーNEXT 様式1(PDF:383KB) 様式2(PDF:214KB) |
2液形変性エポキシ樹脂塗料は防食性・密着性に優れ、重防食塗装で幅広く使用されているが、塗料液と硬化剤を正確に計量し、混合する手間があり、ハケ塗りの場合は塗りムラや液ダレの発生が問題であった。また、短時間での維持補修作業が求められる場所や、小規模補修箇所が多数ある場合は、必要量だけ計量することが難しく、作業性に難点があった。 これらの問題点を解決するため、2液形のエアゾールスプレーを開発した。 本製品を使用することにより、腐食箇所発見時に、少量箇所であってもその場で簡単に重防食塗装が出来、作業時間も大幅に軽減される。 特に、設備の点検時などで、点検時に見つかった発錆箇所をワイヤーブラシ等で研磨後、そのまま本製品を吹き付けることで長期間の防錆処理が出来る。 本製品は、従来製品の塗膜特性を保持しつつ、2液型塗料をエアゾールスプレー化することで優れた作業性を実現した。缶下部のピンの先に、硬化剤が入った小容器が配置されており、作業前にこのピンを押し込み、本体を逆さまにして10分程度放置し、本体を良く振って攪拌させるだけで2液型塗料の吹き付けが可能となる。塗料液と硬化剤を同一缶内で混合攪拌するシステムのため、計量の手間がなく、誰でも簡単に均一な塗膜の確保が可能で、メンテナンスに係る作業時間の大幅短縮が見込める。 (平成26年6月13日掲載) |
日新インダストリー株式会社 川西 紀哉 03-3209-2181 http://www.nissin-industry.jp |
8 | 3生活環境 5景観保全 |
雑草アタックS 様式1(PDF:433KB) 様式2(PDF:211KB) |
農村周辺部の森林に侵入し環境問題となっている放置竹林対策として、伐採した竹材を再生可能なバイオマス資源と捉え、細かくチップ化し、肥料成分である酸化マグネシウムと自然土を使って除草剤を使わない周辺環境に配慮した雑草抑制舗装土を開発しました。 リサイクル竹短繊維と厳選した良質のマサ土・山砂と極めて安全性の高い海水から抽出したにがり成分(酸化マグネシウム)を工場で混合して袋詰(18kg)した水で固まる自然環境にやさしい雑草抑制・土舗装材です。 (平成26年7月15日掲載) |
日本乾溜工業株式会社 浜嶋博昭 092-632-1007 http://www.kanryu.co.jp/ |
9 | 8 コスト縮減 17 安全性の向上 |
JIP-PIPE 様式1(PDF:405KB) 様式2(PDF:212KB) |
従来のコンクリート管では高外圧、高内圧同時作用条件に対応することは難しかった。このため、経済的な高内水、外水圧(0.2、0.4MP )同時作用に対応する高強度なコンクリート管(推進管)を開発した。 高度な製品技術による高強度で高内水圧に対応する高耐圧対応コンクリート推進管を開発しました。 (平成26年7月15日掲載) |
日本ヒューム株式会社 鈴木俊哉 092-283-5155 http://www.nipponhume.co.jp |
10 | 8コスト縮減 17安全性向上 |
合成鋼管 様式1(PDF:635KB) 様式2(PDF:214KB) |
大深度施工や既存構造物を避けた急曲線施工が増加しているため、従来困難であった大深度,長距離,急曲線推進工法を施工可能にした合成鋼管を開発した。 合成鋼管は,膨張セメント混和材を用いたコンクリートを鋼管内面に遠心力製法により締固め成形したものである。膨張セメントコンクリートの膨張を鋼管によって拘束し,コンクリートにプレストレスを導入するとともに,鋼管とコンクリートの一体化を図り,両者の特徴を合成させた構造となっている。 (平成26年7月15日掲載) |
日本ヒューム株式会社 鈴木俊哉 092-283-5155 http://www.nipponhume.co.jp |
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土地改良技術事務所 専門技術指導官〒862-0901 熊本市東区東町四丁目5-7
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