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肝属中部畑地かんがい事業とは 

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肝属中部イラスト

事業がいよう

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国営肝属中部事業の概要を紹介します。

 荒瀬ダム

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新たに築造する、「地域の水がめ」荒瀬ダムを紹介します。

パイプライン

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荒瀬ダムから畑地に導水する「水の道」管水路(パイプライン)を紹介します。

ファームポンド

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畑地に水を配水するためのファームポンドを紹介します。

環境への配慮

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肝属中部事業で行っている自然環境への配慮について紹介します。

事業がいよう 

21世紀へともに進めよう畑かんを

    肝属中部事業は、鹿児島県大隅半島中央部に位置する「鹿屋市」「肝付町」の1市1町にまたがる畑地1,537haの農地(畑地)を対象として行われています。
    この地域は、年間降水量のうち梅雨時期と台風時に降雨が集中し、さらに畑地が保水性の乏しいシラス台地上に分布しているという地理的条件から、特に干天が連続する夏場の渇水期においては、農作物が生長する為に必要な水量が確保できず、慢性的な水不足の状況になっています。

干ばつの影響で枯れてしまった甘藷

干ばつの影響で枯れてしまった甘藷

同じく枯れてしまった飼料作物

同じく枯れてしまった飼料作物

    そのため本事業において新規水源のダムを一級河川肝属川水系荒瀬川上流に築造するとともに、ダムから畑地へ導水するためのパイプライン及びファームポンド等の整備を行い、計画的な水利用による農業の生産性向上と農業経営の安定合理化を図ることを目的として行われています。

 

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荒瀬ダム 

    肝属中部地域の畑地をうるおすために、一級河川肝属川水系荒瀬川の上流に「荒瀬ダム」を築造します。このダムができることにより、事業地域内の畑地に安定的な水の供給が行われ、慢性的な水不足が解消されることになり、品質の良い農作物や水を利用した施設野菜などの収益性の高い農産物の導入が可能となり、農業生産性の向上と農業経営の安定合理化が図られることになります。

荒瀬ダム平面図

荒瀬ダム平面図

荒瀬ダム

(中心遮水ゾーン型ロックフィルダム)

本体工
堤高=65.6m、堤長=407.5m
流域面積7.9km2
総貯水量2,580千m3
有効貯水量2,180千m3

    荒瀬ダムは「中心遮水ゾーン型ロックフィルダム」と呼ばれるタイプのダムで堤体が土と岩で構成されている形式のダムです。
    このタイプのダムはダム地点付近の各種材料が利用でき、材料に合わせて自由な設計ができるため、ほかの形式のダム(コンクリートダム,アーチ式ダム)では施工困難な地点でも経済的に開発できます。
荒瀬ダムに貯まる水の量はどれぐらいになるの
荒瀬ダムに貯めることのできる水の量は、約220万立方メートルです。
その量は学校にある、25mプール(25m×15m×1.5m)の約3,900杯分に相当します。
荒瀬ダムの高さはどれぐらいになるの
荒瀬ダム堤体の高さは65.6メートルになります。
その高さは小学生の平均身長130センチメートルの約50倍に相当します。

 

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パイプライン 

    パイプラインとは、荒瀬ダムに貯めた水を末端の畑まで送るための水の道のことで、道路下等に管(主にダクタイル鋳鉄管)を埋設します。
    水を畑地に送るために一時的に貯留する施設であるファームポンドまでの管水路を幹線水路と呼び、ファームポンドから末端の畑地までの水路を支線水路と呼びます。
    本事業で埋設するパイプラインの総延長は、幹線・支線併せて45kmもの長い水の道になります。

パイプライン平面図(計画変更後)

パイプライン平面図 

埋設状況

埋設状況

ダクタイル鋳鉄管(φ1,000)

ダクタイル鋳鉄管(φ1,000)

幹線水路

23km

パイプライン

支線水路

22km

パイプライン

45km

 

 

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ファームポンド 

    ファームポンドとは、管水路を流れてきた水を一時的に貯留する施設です。
    一時的に貯留することにより、用水の一日以内の需給関係を調整し、かんがい施設の組織容量の整合性を図るほか、水利用の自由度の確保等の機能があります。
    また、ダムから流れてきた水はファームポンドの中で、自由水面を持つこととなり、パイプラインの調圧施設としての機能もあります。

    本事業では、4ヶ所6基のファームポンドを建設する計画としています。

他地区事例

他地区事例

ファームポンドイメージ

ファームポンドイメージ

    ファームポンドは、一般的に末端の畑地よりも高いところに建設されます。これは、高位部に設けることにより畑地までの水は自然流下で流れることになり、送水コストの低減をはかる事ができるためです。

 

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環境への配慮 

    肝属中部農業水利事業では、さまざまな事業を行うに当たって、環境に与える影響を最小限にするために、取り組んでいます。


1.環境配慮とその主な取り組み

     事業が与える自然環境への配慮として、まず現状を把握するために「環境調査」を実施しています。

     環境調査とは、事業が環境に与える影響を調べ、環境を守るためにはどのように事業を実施すればいいのかなどを検討するためのものです。
     調査範囲は、事業実施地区のうち、「荒瀬ダム」、「各ファームポンド」で、植物、動物、昆虫及び水質など多岐にわたります。
      ここで調査した内容をもとに、大学の教授など環境の専門家からの指導やアドバイスをもらいながら環境への影響が最小限になるように工事の方法などを検討しています。

 

ヤナギニガナ

ヤナギニガナ

エビネ

エビネ

ニホンアカガエル

ニホンアカガエル

オオヨシノボリ

オオヨシノボリ

2.具体的な取り組み内容
      現在までに行った調査に基づく環境への配慮の一部を紹介します。

1)植物の移植
     工事によって貴重な植物などの存続や生息範囲の縮小に影響が想定される場合には、生息している植物を移植して植物への影響を少なくしています。
     また、移植後も生息状況を記録し今後の環境配慮への参考としています。

マルバテイショウラン(移植後)

マルバテイショウラン

(移植後)

カゲロウラン(移植後)

カゲロウラン

(移植後)

 


肝属中部農業水利事業所
〒893-0015 鹿児島県鹿屋市新川町597
Tel 0994-40-9033 Fax 0994-40-0098

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